一筋の光明が射した☆~その②~ [不妊治療]
ども
期間限定独身貴族満喫中の某です
今回…
相方が急遽入院に至ったのは
不妊治療の代償に因るものだと思います
某自身が負のオーラを纏って
周りから同情だのなんだのを向けられて
満足するような感覚に虫唾が走るタイプなので
極力あっけらかんと毎日を過ごすように心掛けてます
ただ…
色んな意味で「しんどい」のは確かで
某と同じようにしんどい思いをしている方々のために
少しでも情報提供することで
事前知識が得られて安心できる部分があるのであれば
ネタにする価値はあるのかという思いもあり
久し振りに「不妊治療ネタ」で更新したいと思います
「不妊」ってのは
「子供が欲しい」っていう感覚に見舞われて
初めて意識しなければならないものだと思います
「不妊=女性に原因」
っていう感覚の持ち主が多いようですが
それは「逃げ口上」であって
「歩み寄り」の精神からはかけ離れては居ませんか
子作りも子育ても
母子のどちらか一方だけが背負い込むもんではないでしょ
背負い込まざるを得ない状況で背負い込むのと
背負い込まなくても良い状況で背負い込ませるのとは
雲泥の差がありますからね
さて…
某の状況は過去記事にも挙げてますが
改めてサラッとおさらいすると…
20代半ばで「精巣腫瘍」を罹患し摘出手術を受ける
その時既に「残った片方が萎縮」していて
術後の精液検査で「無精子症」の結果がでるも
その時は「子作り」に適さない状況だった為に
その後の治療などには発展せず
4年前に再婚し結婚2年目に「不妊治療」を始める
婚前から相方には「無精子症」の事は告知済みで
治療に関しては誰よりも積極的でした
精巣摘出手術から20年ほど経ってからの
精液検査でも「精子数ゼロ」が確定
エコー検査などで精巣を調べると
「精索静脈瘤」の可能性が高いと指摘され
その手術を受けることで
5~8割の回復の可能性がある
との説明を受け「精索静脈瘤の手術」を受ける
この手術前に「遺伝子検査」も受け
その結果「クラインフェルター」であることを告げられる
術後一定期間をおき
改めて精液検査を受けるも「精子数ゼロ」
この間幾度となく「精子数ゼロ結果」を突き付けられ
某自身は心折れそうになるも
相方の熱意に押されて治療継続…
某に残された手段は
「microTESE(顕微鏡下精巣精子採取術)」のみ
不妊治療2回目の手術を受け
見事「保存上限の8回分の精子」を採取
手術には「胚培養士」も同席し
摘出した組織をその場で顕微鏡確認し
「運動あり」「奇形なし」の言葉を聞き
執刀医共々歓喜に見舞われました
この時は流石に半泣きになりました
予定時刻を大きく過ぎ
病室で待機してた相方へ報告
某が出来るのは現実的にここまでが限界
これ以上何かするっていっても
正直選択肢が無い状態です
microTESEの手術に於いて
精子が良そうな箇所は全て摘出し
可能性があるところも切開されましたが見つからず
それ故…
某から精子を採取すること自体不可能となりました
あとは…
採取して保存できた
「試験管8本分の凍結精子」に賭けるしかありません
精子が無事に採取できたことで
我が家の不妊治療は次のステップに移ります
今度は相方が奮闘してくれる番です
この段階での不妊治療費…約80万前後
相方の不妊治療を始めるに当たって
1回目の診察で「卵巣嚢腫」と告げられる
更に「多嚢胞性卵巣症候群」とも告げられ
自然妊娠が根本的に難しい夫婦であることを突き付けられる
この結果は「某に不妊の要因がある」とし
自分には問題が無いと思っていた相方には
ショッキングなものでした
精子さえ手に入れられれば
妊娠できると思ってたのに
microTESEで採取した精子数に上限があること
多嚢胞性卵巣症候群で排卵が上手く行かない可能性が高いこと
などから「顕微授精」に因る治療を
進めていくことになります
卵子を作れぇ~っていう「皮下注射」をし
排卵するなぁ~っていう「点鼻薬」をし
「採卵」に向けて準備を進めます
某も協力とまでは行きませんが
皮下注射を打ってあげました
献血だの採血だので
某自身何度も針を刺されてますが
自分以外の体に針を刺すってのは
この時が初体験です
薬の投与によって
ある意味無理矢理卵子を作らせて排卵を抑え込んで
注射までして体に負担を掛けつつ
1回目の採卵
局所麻酔は施されるも
部位が部位だけに完全無痛というわけにも行かず
なんとか普通に耐えられる痛みを我慢して…
10個の卵子を採取
その中で「成熟卵」はたったの2個
母体も若いし
エコーでの成長確認も
一般的な大きさまで成長してるし
ってんで11日目で採卵…
結果「成熟卵2個」という
なんとも不安しか抱けない状況に
貴重な2個の卵子に対し
1本目(残り7本)の凍結精子を使って顕微授精するも
2個とも受精卵になるが
数日後の電話確認では「8分割に至らず全滅」
何かと不利な状況に見回れている我が家にとって
安易な「経験則」で招かれた結果なのでは
と疑心暗鬼を生じ精神的ダメージを喰らう
採卵に向けての薬剤費用と
採卵及び顕微授精費用などとして
30万円以上が水の泡と化す
幾ら子供が欲しいと言う思いが強くても
体はひとつしか無く
回復しなければ次の機会には辿り着けないので
卵巣の回復期間に情報収集
調べれば調べるほど…
「11日目採卵」は時期尚早だったのでは無いか
という思いが強くなる一方…
「受精卵」の扱いにも選択肢があるのであれば
可能な限り試してみたい
という強い意識が芽生えてきたところで
担当医と相談しながら2回目の採卵…
いくら子供を授かるためとは言え…
「痛み」を伴う皮下注射を打たなければならず
その度に「手伝って」要請
幾らでも手伝いまんがな
と思っていても
その「痛み」を経験する本人に代わってあげることもできず
辛さが分かるだけに
下手な気休めの言葉すら掛けるのを躊躇ってしまいます
2回目の採卵は「14日目」にしたのですが
麻酔が殆ど効かなかったようで
激痛に耐え抜いて…
採卵数13個
その内「成熟卵」が10個
その内「4個受精」し…
「2個が最終段階まで分割」するものの
質が悪く次のステップには移れず
2回目の採卵時の激痛は
想像を絶するほどだったようで
胚培養士から電話で結果と聞かされた際には
1回目の時とは比べものにならないほど落胆し
相方は号泣してました
激痛に耐えたのに結果が伴わない…
さらに1回に付き30万以上の費用が掛かる…
精神的にも肉体的にも経済的にも
負担を強いられる不妊治療
この時は流石の相方も心折れる寸前でした
号泣する相方を見て
某に出来ることといえば
同情することではなく
親身に理解することしかありません
相方が頑張ってるのではなく
2人で頑張っているのだ
という思いを抱くほかありません
1回目の全滅報告の際は
まだ「次がある」
という感覚の方が強かった相方
気丈に振る舞うことで
良い感じで「自己暗示」を掛けることに成功し
2回目の採卵に臨む心構えが出来たんですが…
その2回目の全滅報告から
3回目の採卵に臨むまでは
前回以上の期間をおくことが余儀なくされました
諦めない気持ちは某も抱きつつも
最優先すべきは相方の身体状態
この部分を蔑ろにしては
3回目も糞も無い
なんとか気を取り直した相方は
子供が欲しいと言う焦りからか
立ち直ったらすぐにでも
3回目に臨む勢いだったんですが
この時ばかりは相方の気持ちを抑え込んで
一呼吸置くように仕向けました
私の気持ちも知らないで
って感情的に反発されたら
それこそ掛ける言葉が無くなってしまいますが
某の心情も精一杯伝え
自分を言い聞かせるように…
せやな…まずは充分に回復せんとな…
と噛み締めるように声に出していました
3回目の採卵に向けて
青汁飲んだり…
某に申し訳ないと思いつつも
睡眠時間確保のために早く寝たり…
すぐに取り入れられることは
色々やっていたようです
で…
今月になって3回目の採卵
薬剤投与の量も増え
母体への負担は大きく…
今回の入院に繋がったんですけどね
前回の激痛回避のため
今回は麻酔科医も立ち会い
いざ3回目の採卵
採卵当日は病院まで相方を送り届けることは出来ても
仕事の関係で終了まで待つことは出来ず
送り届けた数時間後に
職場で受けた報告は…
この「これなら何回やってもいいわー」っていうので
一気に緊張が解れました
激痛を味合わせてしまってる
という思いがあるだけに
結果よりも先に排除できる苦痛は
極力排除して貰いたいってのが
某から病院側への要望ですから
採卵後には…
胚培養士との電話確認があります
採卵直後は担当医から
「採卵数」が即日聞けますが
「次のステップ」に移るかどうかは
日を改めて胚培養士と話した内容に因ります
採卵23個のうち成熟卵21個
そのうち受精12個
過去最大の結果
受精卵の数だけ見ても
1回目…2個
2回目…4個
3回目…12個
おぉ~
って喜んでばかりも居られない
この数日後に改めて
「受精卵が何処まで成長したか」ってのを
胚培養士から聞かないといけないんですよね
この段階…
受精卵が無事に成長してるかどうかの確認電話で
過去2回とも撃沈させられているので
トラウマになって精神的プレッシャーが襲いかかります
ごく…っ
初期胚2つ凍結
3つ胚盤胞で凍結
うぉ~
この「胚盤胞」ってのが
「着床」する間際の受精卵で
過去2回はここまで至ることが出来ませんでした
3度目の正直
3回目にしてやっとこさ
胚培養士との電話を「笑顔」で終えることが出来ました
今回は早い段階で
胚培養士から「今回の受精卵は綺麗です」だなんて
過去2回ではいわれなかった台詞も飛び出して
否が応でも期待が膨らんでしまいます
でも…ふとデータを振り返ると…
採卵23個のうち成熟卵21個
そのうち受精12個…って
「顕微授精」してるのに
なんで受精卵の数が減るんや
高っい医療費支払ってるのに
ちゃんと顕微授精してるんかいな
と疑心暗鬼を生じてしまいました
で…調べてみると…
「受精」の意味を
植物の「受粉と受精」のように考える必要があるみたいです
受粉…花粉がめしべの柱頭に着くこと
受精…花粉管の精細胞と胚珠の卵細胞が合体すること
小学校理科では「受粉すれば種子が出来る」ですが
中学理科では「受粉して受精したら種子が出来る」と学習します
となると…
顕微授精で「卵子に直接精子を注入」させるけど
「精細胞の核が合体」するかどうかは神頼み
そのため…
「成熟卵数=受精卵数」にならんかったんですね
更に「受精卵=育つ」とも限らない
1回目の顕微授精では2個の受精卵は
「8分割」にも至らず
1個の受精卵→1回目の分割
→2個の細胞→2回目の分割
→4個の細胞→3回目の分割
→8個の細胞…のはずがならず
この要因は精子の状態も悪く
卵子の状態も悪いからだろう…
っていわれてもさ
精子の質をこれ以上上げたり
数を更に調達するのは不可能
だったら…
残された手段は「卵子の質と数を向上させる」のみ
この選択しか取れないために
採卵回数を重ねる度に
母体への負担が増していったんでしょうね
幾度となく取り上げている言葉…
幸福量保存の法則
母体への影響は多大で入院にまで至ったが
その代わり受精卵の成長は過去最高
次のステップとしては
3個育った胚盤胞を母胎へ戻すだけですが
ここでもまた「着床率は100%ではない」という現実
それでも「4回は移植できる」と
相方は超前向きです
※受精卵3個の移植3回+初期胚凍結の移植1回
その為にも…
暫くは体調回復に全力を注いで貰って
全快した上で移植に臨まなければ
過去2回の採卵で胚盤胞まで至らなかったのが
3回目で3個の胚盤胞が得られて
それだけで「大きく前進した」
といわなければならない状況は
自然妊娠が可能な方からすれば
想像しにくいことかも知れません
某の治療費だけで80万前後
相方の採卵及び顕微授精とかで100万超え
合わせて200万強の費用が掛かってます
国産普通車が新車で帰るくらいの費用です
多分に「自分ではどうしようも無い部分」があって
結果次第では腑に落ちない部分が多々ありますが
2人で前向きに臨んでいきます
あと出来ることといえば
祈ることくらいです
では今回はこの辺で
期間限定独身貴族満喫中の某です
今回…
相方が急遽入院に至ったのは
不妊治療の代償に因るものだと思います
某自身が負のオーラを纏って
周りから同情だのなんだのを向けられて
満足するような感覚に虫唾が走るタイプなので
極力あっけらかんと毎日を過ごすように心掛けてます
ただ…
色んな意味で「しんどい」のは確かで
某と同じようにしんどい思いをしている方々のために
少しでも情報提供することで
事前知識が得られて安心できる部分があるのであれば
ネタにする価値はあるのかという思いもあり
久し振りに「不妊治療ネタ」で更新したいと思います
「不妊」ってのは
「子供が欲しい」っていう感覚に見舞われて
初めて意識しなければならないものだと思います
「不妊=女性に原因」
っていう感覚の持ち主が多いようですが
それは「逃げ口上」であって
「歩み寄り」の精神からはかけ離れては居ませんか
子作りも子育ても
母子のどちらか一方だけが背負い込むもんではないでしょ
背負い込まざるを得ない状況で背負い込むのと
背負い込まなくても良い状況で背負い込ませるのとは
雲泥の差がありますからね
さて…
某の状況は過去記事にも挙げてますが
改めてサラッとおさらいすると…
20代半ばで「精巣腫瘍」を罹患し摘出手術を受ける
その時既に「残った片方が萎縮」していて
術後の精液検査で「無精子症」の結果がでるも
その時は「子作り」に適さない状況だった為に
その後の治療などには発展せず
4年前に再婚し結婚2年目に「不妊治療」を始める
婚前から相方には「無精子症」の事は告知済みで
治療に関しては誰よりも積極的でした
精巣摘出手術から20年ほど経ってからの
精液検査でも「精子数ゼロ」が確定
エコー検査などで精巣を調べると
「精索静脈瘤」の可能性が高いと指摘され
その手術を受けることで
5~8割の回復の可能性がある
との説明を受け「精索静脈瘤の手術」を受ける
この手術前に「遺伝子検査」も受け
その結果「クラインフェルター」であることを告げられる
術後一定期間をおき
改めて精液検査を受けるも「精子数ゼロ」
この間幾度となく「精子数ゼロ結果」を突き付けられ
某自身は心折れそうになるも
相方の熱意に押されて治療継続…
某に残された手段は
「microTESE(顕微鏡下精巣精子採取術)」のみ
不妊治療2回目の手術を受け
見事「保存上限の8回分の精子」を採取
手術には「胚培養士」も同席し
摘出した組織をその場で顕微鏡確認し
「運動あり」「奇形なし」の言葉を聞き
執刀医共々歓喜に見舞われました
この時は流石に半泣きになりました
予定時刻を大きく過ぎ
病室で待機してた相方へ報告
某が出来るのは現実的にここまでが限界
これ以上何かするっていっても
正直選択肢が無い状態です
microTESEの手術に於いて
精子が良そうな箇所は全て摘出し
可能性があるところも切開されましたが見つからず
それ故…
某から精子を採取すること自体不可能となりました
あとは…
採取して保存できた
「試験管8本分の凍結精子」に賭けるしかありません
精子が無事に採取できたことで
我が家の不妊治療は次のステップに移ります
今度は相方が奮闘してくれる番です
この段階での不妊治療費…約80万前後
相方の不妊治療を始めるに当たって
1回目の診察で「卵巣嚢腫」と告げられる
更に「多嚢胞性卵巣症候群」とも告げられ
自然妊娠が根本的に難しい夫婦であることを突き付けられる
この結果は「某に不妊の要因がある」とし
自分には問題が無いと思っていた相方には
ショッキングなものでした
精子さえ手に入れられれば
妊娠できると思ってたのに
microTESEで採取した精子数に上限があること
多嚢胞性卵巣症候群で排卵が上手く行かない可能性が高いこと
などから「顕微授精」に因る治療を
進めていくことになります
卵子を作れぇ~っていう「皮下注射」をし
排卵するなぁ~っていう「点鼻薬」をし
「採卵」に向けて準備を進めます
某も協力とまでは行きませんが
皮下注射を打ってあげました
献血だの採血だので
某自身何度も針を刺されてますが
自分以外の体に針を刺すってのは
この時が初体験です
薬の投与によって
ある意味無理矢理卵子を作らせて排卵を抑え込んで
注射までして体に負担を掛けつつ
1回目の採卵
局所麻酔は施されるも
部位が部位だけに完全無痛というわけにも行かず
なんとか普通に耐えられる痛みを我慢して…
10個の卵子を採取
その中で「成熟卵」はたったの2個
母体も若いし
エコーでの成長確認も
一般的な大きさまで成長してるし
ってんで11日目で採卵…
結果「成熟卵2個」という
なんとも不安しか抱けない状況に
貴重な2個の卵子に対し
1本目(残り7本)の凍結精子を使って顕微授精するも
2個とも受精卵になるが
数日後の電話確認では「8分割に至らず全滅」
何かと不利な状況に見回れている我が家にとって
安易な「経験則」で招かれた結果なのでは
と疑心暗鬼を生じ精神的ダメージを喰らう
採卵に向けての薬剤費用と
採卵及び顕微授精費用などとして
30万円以上が水の泡と化す
幾ら子供が欲しいと言う思いが強くても
体はひとつしか無く
回復しなければ次の機会には辿り着けないので
卵巣の回復期間に情報収集
調べれば調べるほど…
「11日目採卵」は時期尚早だったのでは無いか
という思いが強くなる一方…
「受精卵」の扱いにも選択肢があるのであれば
可能な限り試してみたい
という強い意識が芽生えてきたところで
担当医と相談しながら2回目の採卵…
いくら子供を授かるためとは言え…
「痛み」を伴う皮下注射を打たなければならず
その度に「手伝って」要請
幾らでも手伝いまんがな
と思っていても
その「痛み」を経験する本人に代わってあげることもできず
辛さが分かるだけに
下手な気休めの言葉すら掛けるのを躊躇ってしまいます
2回目の採卵は「14日目」にしたのですが
麻酔が殆ど効かなかったようで
激痛に耐え抜いて…
採卵数13個
その内「成熟卵」が10個
その内「4個受精」し…
「2個が最終段階まで分割」するものの
質が悪く次のステップには移れず
2回目の採卵時の激痛は
想像を絶するほどだったようで
胚培養士から電話で結果と聞かされた際には
1回目の時とは比べものにならないほど落胆し
相方は号泣してました
激痛に耐えたのに結果が伴わない…
さらに1回に付き30万以上の費用が掛かる…
精神的にも肉体的にも経済的にも
負担を強いられる不妊治療
この時は流石の相方も心折れる寸前でした
号泣する相方を見て
某に出来ることといえば
同情することではなく
親身に理解することしかありません
相方が頑張ってるのではなく
2人で頑張っているのだ
という思いを抱くほかありません
1回目の全滅報告の際は
まだ「次がある」
という感覚の方が強かった相方
気丈に振る舞うことで
良い感じで「自己暗示」を掛けることに成功し
2回目の採卵に臨む心構えが出来たんですが…
その2回目の全滅報告から
3回目の採卵に臨むまでは
前回以上の期間をおくことが余儀なくされました
諦めない気持ちは某も抱きつつも
最優先すべきは相方の身体状態
この部分を蔑ろにしては
3回目も糞も無い
なんとか気を取り直した相方は
子供が欲しいと言う焦りからか
立ち直ったらすぐにでも
3回目に臨む勢いだったんですが
この時ばかりは相方の気持ちを抑え込んで
一呼吸置くように仕向けました
私の気持ちも知らないで
って感情的に反発されたら
それこそ掛ける言葉が無くなってしまいますが
某の心情も精一杯伝え
自分を言い聞かせるように…
せやな…まずは充分に回復せんとな…
と噛み締めるように声に出していました
3回目の採卵に向けて
青汁飲んだり…
某に申し訳ないと思いつつも
睡眠時間確保のために早く寝たり…
すぐに取り入れられることは
色々やっていたようです
で…
今月になって3回目の採卵
薬剤投与の量も増え
母体への負担は大きく…
今回の入院に繋がったんですけどね
前回の激痛回避のため
今回は麻酔科医も立ち会い
いざ3回目の採卵
採卵当日は病院まで相方を送り届けることは出来ても
仕事の関係で終了まで待つことは出来ず
送り届けた数時間後に
職場で受けた報告は…
この「これなら何回やってもいいわー」っていうので
一気に緊張が解れました
激痛を味合わせてしまってる
という思いがあるだけに
結果よりも先に排除できる苦痛は
極力排除して貰いたいってのが
某から病院側への要望ですから
採卵後には…
胚培養士との電話確認があります
採卵直後は担当医から
「採卵数」が即日聞けますが
「次のステップ」に移るかどうかは
日を改めて胚培養士と話した内容に因ります
採卵23個のうち成熟卵21個
そのうち受精12個
過去最大の結果
受精卵の数だけ見ても
1回目…2個
2回目…4個
3回目…12個
おぉ~
って喜んでばかりも居られない
この数日後に改めて
「受精卵が何処まで成長したか」ってのを
胚培養士から聞かないといけないんですよね
この段階…
受精卵が無事に成長してるかどうかの確認電話で
過去2回とも撃沈させられているので
トラウマになって精神的プレッシャーが襲いかかります
ごく…っ
初期胚2つ凍結
3つ胚盤胞で凍結
うぉ~
この「胚盤胞」ってのが
「着床」する間際の受精卵で
過去2回はここまで至ることが出来ませんでした
3度目の正直
3回目にしてやっとこさ
胚培養士との電話を「笑顔」で終えることが出来ました
今回は早い段階で
胚培養士から「今回の受精卵は綺麗です」だなんて
過去2回ではいわれなかった台詞も飛び出して
否が応でも期待が膨らんでしまいます
でも…ふとデータを振り返ると…
採卵23個のうち成熟卵21個
そのうち受精12個…って
「顕微授精」してるのに
なんで受精卵の数が減るんや
高っい医療費支払ってるのに
ちゃんと顕微授精してるんかいな
と疑心暗鬼を生じてしまいました
で…調べてみると…
「受精」の意味を
植物の「受粉と受精」のように考える必要があるみたいです
受粉…花粉がめしべの柱頭に着くこと
受精…花粉管の精細胞と胚珠の卵細胞が合体すること
小学校理科では「受粉すれば種子が出来る」ですが
中学理科では「受粉して受精したら種子が出来る」と学習します
となると…
顕微授精で「卵子に直接精子を注入」させるけど
「精細胞の核が合体」するかどうかは神頼み
そのため…
「成熟卵数=受精卵数」にならんかったんですね
更に「受精卵=育つ」とも限らない
1回目の顕微授精では2個の受精卵は
「8分割」にも至らず
1個の受精卵→1回目の分割
→2個の細胞→2回目の分割
→4個の細胞→3回目の分割
→8個の細胞…のはずがならず
この要因は精子の状態も悪く
卵子の状態も悪いからだろう…
っていわれてもさ
精子の質をこれ以上上げたり
数を更に調達するのは不可能
だったら…
残された手段は「卵子の質と数を向上させる」のみ
この選択しか取れないために
採卵回数を重ねる度に
母体への負担が増していったんでしょうね
幾度となく取り上げている言葉…
幸福量保存の法則
母体への影響は多大で入院にまで至ったが
その代わり受精卵の成長は過去最高
次のステップとしては
3個育った胚盤胞を母胎へ戻すだけですが
ここでもまた「着床率は100%ではない」という現実
それでも「4回は移植できる」と
相方は超前向きです
※受精卵3個の移植3回+初期胚凍結の移植1回
その為にも…
暫くは体調回復に全力を注いで貰って
全快した上で移植に臨まなければ
過去2回の採卵で胚盤胞まで至らなかったのが
3回目で3個の胚盤胞が得られて
それだけで「大きく前進した」
といわなければならない状況は
自然妊娠が可能な方からすれば
想像しにくいことかも知れません
某の治療費だけで80万前後
相方の採卵及び顕微授精とかで100万超え
合わせて200万強の費用が掛かってます
国産普通車が新車で帰るくらいの費用です
多分に「自分ではどうしようも無い部分」があって
結果次第では腑に落ちない部分が多々ありますが
2人で前向きに臨んでいきます
あと出来ることといえば
祈ることくらいです
では今回はこの辺で
不妊治療ですか!うちも私が中国出張前に検査をやりました!その時は私の精子には問題が無かったのですが、妻の方に問題があって、投薬と薬とタイミングでようやく子供を授かることが出来ました!
「自分ではどうしようも無い部分」が多々あると思いますが、頑張って下さい!!!
by トレンダー櫻井 (2018-01-19 06:07)
大変ですねぇ。
でも、希望を持って頑張って下さい^^
by ぽちの輔 (2018-01-19 07:51)
本当に身体的にも精神的にも金銭的にも色々と大変だと思います。
どうか二人の想いが早く完璧に叶いますように(_ _)
by ニッキー (2018-01-19 22:17)
トレンダー櫻井さん☆
いつもコメントありがとうございます♪
ちゃんと検査を受けられたのですね☆非協力的な男性が多いと聞いているので安心しました♪
投薬によるタイミング療法で上手く行ったんですね(o^^o)よかったですねぇ~♪羨ましい限りです( ̄。 ̄;)
某に出来ることはサポートに徹して祈ることしか残されていないので,可能な限り相方の支えになりたいと思います(^^ゞ
by りょ〜さん☆ (2018-01-22 14:28)
ぽちの輔さん☆
いつもコメントありがとうございます♪
某は「死と引き換えに無精子症になった」と数十年前に割り切ることが出来たので,精神的ダメージは少ないんですが…子を望む相方は「トコトンやりきれることはやりきる」と覚悟を決めていたんですが,それは某の治療に対してであって,まさか自分も妊娠しにくい体質だったのだという現実を突き付けられ,期間もそう経ってないので,精神的ダメージは某の非じゃ無いほど受けていると思います(^0^;)
二人とも「諦めるのはいつでも出来る」っていうのが基本コンセプトなので,最後まで可能な限り最善を模索して治療を続けていきたいとも居ます☆
by りょ〜さん☆ (2018-01-22 14:32)
ニッキーさん☆
いつもコメントありがとうございます♪
ほんと…今は信じて祈ることしか出来ないので,自分の無力さを痛感します( ̄。 ̄;)
相方へのダメージも「肉体的」「精神的」「金銭的」のどれかだけだったらまだ耐えやすいと思うんですが,治療の結果を受ける度にジェットストリームバリに3つ同時に襲いかかってくるので,NTに覚醒してないので尋常では無いと思います(;゜ロ゜)
某達の思いが胚盤胞に届いて見事着床してくれると嬉しいんですけどね☆手元にはないので…念を送ることしか出来ませんσ(^◇^;)
とはいえ…今は相方の身体的全快を最優先させることです☆
by りょ〜さん☆ (2018-01-22 14:42)
一歩前進おめでとうございます!
お二人の願いが叶うよう願っています。
奥様のお体、お大事にしてください。
by little_me (2018-01-22 23:17)
little_meさん☆
いつもコメントありがとうございます♪
やっとこさ!って感じです( ̄。 ̄;)特に前回の結果通知は相方にとって大ダメージだったのは間違いないですね(;゜ロ゜)ほぼ麻酔が効いていない状態での採卵は激痛しか無いでしょうし…結果が伴っていれば「我慢した甲斐があった」と前向きにと耐えることも可能だったと思いますが,結果が伴わなかっただけにマジで泣き崩れてました(^0^;)
ほんと「三度目の正直」ってんで上手く行って欲しいばかりです☆
栄養があるもの食って1日も早く「全快」になって貰うよう支えるばかりです♪
by りょ〜さん☆ (2018-01-23 14:39)