絶対ではなくとも要因にはなり得る [教育]
ども
先日…
年に数回しかお目にかからない
私立高校の校長と対面した際
開口一番…
また肥えはりました
って言われてしまった某です
その私立高校は進学校で
某の職場エリアからはほんのり遠く
10年近く受験生すら送り出してないのに
毎年新しいポスターが出来上がったら
掲出依頼のために訪れてくださいます
どういう環境に身を置いて勉強するのか
っていう観点で考えれば
周りは勉強する奴ばっかりに囲まれることになるので
お勧めしたい高校の一つなんですが
3年間通うってなると
それなりの覚悟が無いと
臆してしまう距離なんですよね
ま…
1年もしないうちに慣れるとは思うんですが
「遠い」ってだけで
選択肢から零れてしまう可能性が高い
ってのが勿体ない
その高校のお膝元のエリアは
某の実家が少し離れたところにあって
かつては某世代の子どもがわんさか居たので
塾も私立高校も繁盛してたんですけどね
某が実家を離れたのと同じように
某世代はあちこちに出て行って
親世代しか残っていない
高齢化エリアに変わり果ててしまいました
なかなか生徒増に繋がらないのを
少子化だの不景気だの…
自分ではどうしようも無いモノの所為
にはしたくはないですが…
某が小学校の頃は
「1学年6クラス/1クラス40名前後」
だったのが
今じゃ…
職場の最寄りの小学校では
「1学年2クラス/1クラス30名前後」
ですもんね
そんな少人数では
競争意識なんて芽生えませんよ
学校を選ばなければ
何処なと進学できますからね
で…
頑張っている奴は
何かと周りから茶々入れられるって言う
糞みたいに幼稚な奴が多い
休憩時間も勉強してる奴の邪魔をする奴
の思考回路ってどうなってるんでしょ
:そもそも親子間で勉強を頑張る
という感覚が共有できていない
:親が勉強してこなかったから
蛙の子は蛙
と端から期待してないし
質問されても答えられないから
威厳も持てないし尊敬の念も抱かれず
逃げ口上として
健康最優先で勉強に関しては優先順位が低い
或いは
「いつかやる気になってくれる」
と体の良い「信じること」を美徳として
第三者に丸投げしてる
:子ども自身が
何かと引き合いに出されて比べられる同級生に
嫉妬や妬みを潜在的に抱いていて
癪に障って邪魔をしてしまう
:子ども自身が
家庭内で愛情を感じられず
自分よりも真っ当に努力している奴を
憎悪の対象としか認識できない
などなど…
幾らでも「こじつけ」なり「後付け」なり
それっぽい理由は当てはめられそうですが
単純且つ短期間の要因が引き起こすものじゃなくて
複雑且つ長期間の要因が引き起こしてるんでしょうね
例えば…
我が子から算数の宿題が分からないと質問されます
で…
大人の知識でいとも簡単に解けたとして
いざそのとき方を教えてあげたら…
先生の教え方と違う
学校の解き方と違う
から
そんなん分からん
と我が子が癇癪起こしたらどう接しますか
或いは…
簡単に解けると思っていたのに
いざ解いてみたら…
く…っ…結構難しいじゃまいか
答えは分かるけど…
どう教えたらいいかなんて分からん
と教える前に断念せざるを得ない状況
だと判断した際
どうやって回避しますか
毎年2回ではありますが
小~中の保護者の方々と面談します
かれこれ何百人という保護者の方とお話ししてきましたが
一つ傾向として感じるのは…
私にはもう分からないし…
ってのを口癖のように
なんの躊躇いもなく口外される
保護者の生徒は
かなり高い確率で
成績が伸びません
さらに
どういう事情なのかは分かりませんが
面談にすら参加されてない
保護者の生徒も…
成績が停滞する確率がかなり高いです
生徒に色々聞いてみると
学校の先生とは面談で話してるようです
で…
3者面談が基本のようで
時間も短く当たり障りのない内容しか
話題に出ないようです
セカンドオピニオンを利用できる環境にありながら
一方としか話さない
或いは
一方の内容しか聞き入れない
いずれにしても…
親自身が現実から目を背けて
耳が痛いことを事前回避してるんでしょうね
我が子が通う…
学校のレベル
授業内容とテストの出題内容
定期テストの難易度と平均点
テストと通知表の相関
志望校のレベル
志望校卒業後のその先
などなどを「分からない」を理由に
積極的に情報を得ようとするのを
後回しにしてませんか
某の主担当の生徒が通う中学校だと
通知表は「1~5の段階評価」
「5段階評価」って聞くと
「3を取ってれば普通やな」
って思う方が殆どだと思いますが
この感覚自体が根本的に間違ってます
確かに…
「ゆとり教育」がどうたらこうた言われる前…
「詰め込み教育」「偏差値偏重」だのなんだのと
批判された時代の「相対評価」であれば
「5段階の3は普通」
って捉えても大差ないですが
こんな感覚は数十年前のもの
語弊を恐れずに言うと…
我が子の通知表も
同じように捉えていては
我が子の馬鹿さ加減に気付かないまま
月日を過ごしてしまいます
この中学校は「絶対評価」です
「相対評価」の場合だと
1クラス当り或いは1学年当りで
1~5各段階にそれぞれの人数割合がありましたが
「絶対評価」の場合だと
クラス全員が「5」とか
クラスの半分以上が「4」とか
個々の点数の出来次第で
分布割合なく「絶対的に評価」されます
「相対評価」のときは
平均点を基準に評価され
某の記憶だと…
素点20点未満=1
平均点-25点前後=2
平均点-15点前後~平均点+15点前後=3
平均点+20点前後=4
平均点+25点以上=5
みたいな感じでした
で…
基準となる平均点は大体「50点前後」
なので…
平均点が50点程度だとしたら
75点以上取れれば「4以上確定」
みたいな感じだった気がします
テスト問題の配分も
基本問題が7~8割程度
応用問題が2~3割程度
で出題され
授業中に扱ってないような問題も
「チャレンジ問題」みたいな位置づけで
毎回普通に20~30点分くらいありました
年間を通じて実施される「模試」が
似たり寄ったりな配分で構成されている印象です
「絶対評価」では
平均点を基準に評価しないはずです
なぜなら「絶対評価」だからです
絶対評価とは
他の生徒の成績(平均点など)を考慮に入れず
生徒本人の成績そのもので評価する評価方法
なのでその中学校では
90点以上=5
80点以上=4
80点未満~30点台=3
定期テストを受けた=2
定期テスト未受験・提出物がない・不登校=1
「1」を付ける場合は
複数の先生が集まって会議を経る
ってな感じです
つまり…
1~5各段階に一定割合の生徒が存在すれば
「3は真ん中」
って判断できますが
病欠・忌引き以外は学校へ通い
内容はともかく課せられた提出物は出し
点数は別にして取りあえずテストを受ければ
「最低2以上が確定」するわけです
ってことは…
原則的には「2~5の4段階で評価」される訳で
5
4
3
2
と並べて「3は真ん中」だと言えるかどうかです
しかも…
評価するのは良い意味でも悪い意味でも
「人間」です
授業中は静かに聞いている
提出物は遅れることなく出している
指名発問すれば答えるが
挙手してまで発言することはない
時々休憩時間に質問に来る
でもテストの点数は100点中
平均点58点のところ27点…
この生徒は
「相対評価」では限りなく「2」でしょうが
「絶対評価」では限りなく「3」です
後者の結果を「相対評価」されていた親が見ると
「ギリギリでも3取れたしいっか…」
とお咎め無しで済んでしまうと思います
相方の職場では
数年前から
「新人研修期間中においては
叱咤して仕事内容を覚えさせるのではなく
褒めて伸ばすようにすること」
なんていうお達しが上層部から降りてます
この生徒の場合…
褒めるには値しませんが
「3は真ん中の評価」と勘違いしてる親からは
怒られることもありません
親自身も「勉強が苦手だった」
っていう負い目があれば
「自分のことを棚に上げて子を叱る」ことに
引け目を感じてしまうでしょう…
その感覚を自分で誤魔化してしまう要素が
「3は5段階評価の真ん中」
っていう思い込みです
今も昔も「例外」はつきものですが
毎年中学生を見ている某からすれば…
昔の「通知表3は偏差値50前後」だったけど
今の「通知表3は偏差値45前後」である
っていう感覚しかありません
偏差値50=平均点
ですから
「評価の真ん中が3」であるなら
偏差値も大体50前後
でなければならないはずです
しかし…
通知表で「3」の生徒の分布は
偏差値47未満 > 偏差値48以上
ってのが某の印象です
中学までは義務教育ですが
高校・大学への進学には
入試があります
どの高校・大学であっても
成績上位者から合格していく
っていう至極当然のふるいに掛けられます
人生何も勉強が全てでは無い
っていうことを仰る方は多いですし
某も異を唱えるつもりはありません
しかしこれは…
「ある程度すべきことをちゃんとやってから」
抱かなければならない感覚では無いでしょうか
学校から帰ったら
部活で疲れたのかすぐに寝てる
晩ご飯の時間帯に起こして食べさせたら
お風呂の順番がどうとかでテレビを見だし
お風呂から上がったらスマホを手にしだし
夜中過ぎに「宿題は!?」って声かけしたら
渋々睡魔と戦いながらなんとなくこなして…
で…
テストでは平均点すら達しないけど
通知表はなんとか「3」をキープ…
ま…3取ったから…いっか…
親子共々そう考えて
怒られることも怒ることもなく
叱咤したら反抗されるし
「3」取ればガミガミ言われないし
ってお互いが「事勿れ主義」に走ってしまって
入試問題で合格点が取れますか
そりゃ…
「学校を選ばなければ大丈夫」かも知れませんが
その進学先の卒業後は?
勉強で頑張ることもしないで
怒られることも経験しない子が
親になった時にどんな教育が出来ると思いますか…
多感な時期を怒られることも頑張ることもなく
流されるままに過ごした子が
自己責任を培って
自分の人生を謳歌できると思えますか…
先日…
2つの記事に目を通しました
ひとつは…
「親の『算数苦手』脳は子どもに遺伝する?」
というもので
もうひとつは…
「釣り銭の小銭を減らす支払い方を思いつかない人の脳年齢は?」
というものです
前者の記事内容は
「苦手意識は遺伝ではなく環境要因に因るもの」
小学校は複数教科を担任が教えます
その先生が「算数は難しい」ってなことを口走ると
生徒は「先生が難しいって思うんだから
自分にとっても難しいものだ」
と思い込んでしまったり
親が「勉強嫌いだったから」
「自分も勉強できなかったから」
って普段から口走ってしまうと
それを聞いた子どもは
「自分が勉強嫌いなのは
親も勉強嫌いだったから」
と自分で自分を誤魔化し出して
知らず知らずのうちに
「苦手意識」が刷り込まれてしまう
つまり…
「後天的に勉強嫌い」「勉強が出来ない」
の子に育ってしまう
というような内容でした
後者の記事内容は
某も極力欠かさず見てる
「月曜から夜ふかし」内で
「600円の会計に1100円払う奴はムカつく」
なんていう街頭インタビューで
「お釣りを500円玉でくれハラスメント」
とかっていうテロップが出て
ネットが賑わったあとに出会した記事だったんですが
「釣り銭がいくらになるかパッとわからない。
釣り銭の小銭を減らす支払い方を思いつかない人の
脳の年齢は60~70歳以上」
とかいうような内容でした
いずれの場合においても
「親と子の会話」の中でイメージすると
親の何気ない発言が
子どもの価値観構築に
大きな影響を与える可能性はあるよなぁ~
ってしみじみと考えてしまいました
かれこれ…
十数年前から「中3数学」を教えてますが
教科書には載ってないけど
入試問題には出題される
っていう問題を積極的に扱うようにしてます
そうすると…
すぐ生徒たちは
「ムズい」
「分からん」
「解けへぇん」
なとど口々に弱音を吐きまくって
「教科書に載ってないから解けなくても構わない」
っていうオーラを発しまくります
先の記事に出会す前から…
それこそ十数年前から某は
「ムズいって言うな
確かに答えに辿り着くまでの手順が多いから
気持ちは分からんでもないけど…
この部分だけはやってるやろ
この部分だけもさっきやったやんけ
教えて貰った知識を組み合わせて解くだけやから
面倒くさいかもしれんけどムズくはない
ムズいっていうたらテンション下がるやろな
だから…
ムズいって言わんと
めんどくせって言うて解いてみろ」
って一括し続けています
子育てに関しては
絶対にこれが正しい
なんてのはないのかも知れませんが
親を含めて周りの大人がもたらす影響は
良くも悪くも多大な要因になり得ると思います
プラスに作用することは分からんけど…
マイナスに作用することがあるのであれば
それは極力排除しておかなければ
ってのも愛情の注ぎ方の一つだと思いますし
なにも「買い揃えて与えるだけ」が
愛情の注ぎ方として正しいとは思えません
そんなことよりももっと簡単で
思いの外時間を費やしてしまう結果になる
普段の会話を通じて
伸びしろを奪ってしまうネガティブワード連発を慎む
っていう方が大事な気がします
それに…
自分がこうだったから
子どもには
こうさせたくない
こうなってほしくない
って感覚も理解に苦しみます
超具体的に挙げるとすれば…
子どもの時は何かと我慢させられたから
子どもが干し物は何でも買ってあげる
とか…
子どもの時は勉強できなかったから
子どもには習い事をいっぱいさせる
とか…
今の自分は英語が出来ないから
これからの国際化の波に乗らせるために
幼少期から英語教育に力を入れる
とか…
はぁ馬鹿じゃねぇ~の
子どもなんて親の思い通りになんか育たねぇ~よ
としか思えません
お金掛けること=愛情を注いでる
っていう訳の分からん
勘違い野郎の発想としか思えません
とかなんとか偉そうにいうてますが…
ものは持って行きよう
言葉は使いよう
ってんで…
こうなって欲しい
じゃなくて…
こうなって欲しいってのを含むように
人生の選択肢を広げて貰いたい
ってんで「可能性を増す」接し方として
「興味」を積極的に刺激し続けるのは
「あり」だと思いますけどね
それを生かすも殺すも本人次第ですが
だからといって「無駄」になるのを恐れて
端から与えない
ってのも違う気がします
って…
そか…
子どもは思い通りに育たないのか
あと数年もすれば…
某も育児に悩まされるんでしょうかねぇ~
嬉しいような楽しいような悲しいような
ざっくりまとめてしまったら…
なるようにしかならん
って感じですかね
ま…
子どもは親の背を見て育つ
ってのも言われてますし
これは「ハゲド」の面も多分に実感してるんで
自分の生き様を見せつけて
肉体的にも精神的にも真っ向勝負で
ガチンコ勝負で
産まれてくる子とぶつかりたいと思います
かかってこいや
まだ見ぬ我が子よ
来週はひっさしぶりの相方検診です
そろそろ「性別判定」でっきるかなぁ~
ってわっくわくしてます
お…お願い…「きのこ」生えてて
では今回はこの辺で
先日…
年に数回しかお目にかからない
私立高校の校長と対面した際
開口一番…
また肥えはりました
って言われてしまった某です
その私立高校は進学校で
某の職場エリアからはほんのり遠く
10年近く受験生すら送り出してないのに
毎年新しいポスターが出来上がったら
掲出依頼のために訪れてくださいます
どういう環境に身を置いて勉強するのか
っていう観点で考えれば
周りは勉強する奴ばっかりに囲まれることになるので
お勧めしたい高校の一つなんですが
3年間通うってなると
それなりの覚悟が無いと
臆してしまう距離なんですよね
ま…
1年もしないうちに慣れるとは思うんですが
「遠い」ってだけで
選択肢から零れてしまう可能性が高い
ってのが勿体ない
その高校のお膝元のエリアは
某の実家が少し離れたところにあって
かつては某世代の子どもがわんさか居たので
塾も私立高校も繁盛してたんですけどね
某が実家を離れたのと同じように
某世代はあちこちに出て行って
親世代しか残っていない
高齢化エリアに変わり果ててしまいました
なかなか生徒増に繋がらないのを
少子化だの不景気だの…
自分ではどうしようも無いモノの所為
にはしたくはないですが…
某が小学校の頃は
「1学年6クラス/1クラス40名前後」
だったのが
今じゃ…
職場の最寄りの小学校では
「1学年2クラス/1クラス30名前後」
ですもんね
そんな少人数では
競争意識なんて芽生えませんよ
学校を選ばなければ
何処なと進学できますからね
で…
頑張っている奴は
何かと周りから茶々入れられるって言う
糞みたいに幼稚な奴が多い
休憩時間も勉強してる奴の邪魔をする奴
の思考回路ってどうなってるんでしょ
:そもそも親子間で勉強を頑張る
という感覚が共有できていない
:親が勉強してこなかったから
蛙の子は蛙
と端から期待してないし
質問されても答えられないから
威厳も持てないし尊敬の念も抱かれず
逃げ口上として
健康最優先で勉強に関しては優先順位が低い
或いは
「いつかやる気になってくれる」
と体の良い「信じること」を美徳として
第三者に丸投げしてる
:子ども自身が
何かと引き合いに出されて比べられる同級生に
嫉妬や妬みを潜在的に抱いていて
癪に障って邪魔をしてしまう
:子ども自身が
家庭内で愛情を感じられず
自分よりも真っ当に努力している奴を
憎悪の対象としか認識できない
などなど…
幾らでも「こじつけ」なり「後付け」なり
それっぽい理由は当てはめられそうですが
単純且つ短期間の要因が引き起こすものじゃなくて
複雑且つ長期間の要因が引き起こしてるんでしょうね
例えば…
我が子から算数の宿題が分からないと質問されます
で…
大人の知識でいとも簡単に解けたとして
いざそのとき方を教えてあげたら…
先生の教え方と違う
学校の解き方と違う
から
そんなん分からん
と我が子が癇癪起こしたらどう接しますか
或いは…
簡単に解けると思っていたのに
いざ解いてみたら…
く…っ…結構難しいじゃまいか
答えは分かるけど…
どう教えたらいいかなんて分からん
と教える前に断念せざるを得ない状況
だと判断した際
どうやって回避しますか
毎年2回ではありますが
小~中の保護者の方々と面談します
かれこれ何百人という保護者の方とお話ししてきましたが
一つ傾向として感じるのは…
私にはもう分からないし…
ってのを口癖のように
なんの躊躇いもなく口外される
保護者の生徒は
かなり高い確率で
成績が伸びません
さらに
どういう事情なのかは分かりませんが
面談にすら参加されてない
保護者の生徒も…
成績が停滞する確率がかなり高いです
生徒に色々聞いてみると
学校の先生とは面談で話してるようです
で…
3者面談が基本のようで
時間も短く当たり障りのない内容しか
話題に出ないようです
セカンドオピニオンを利用できる環境にありながら
一方としか話さない
或いは
一方の内容しか聞き入れない
いずれにしても…
親自身が現実から目を背けて
耳が痛いことを事前回避してるんでしょうね
我が子が通う…
学校のレベル
授業内容とテストの出題内容
定期テストの難易度と平均点
テストと通知表の相関
志望校のレベル
志望校卒業後のその先
などなどを「分からない」を理由に
積極的に情報を得ようとするのを
後回しにしてませんか
某の主担当の生徒が通う中学校だと
通知表は「1~5の段階評価」
「5段階評価」って聞くと
「3を取ってれば普通やな」
って思う方が殆どだと思いますが
この感覚自体が根本的に間違ってます
確かに…
「ゆとり教育」がどうたらこうた言われる前…
「詰め込み教育」「偏差値偏重」だのなんだのと
批判された時代の「相対評価」であれば
「5段階の3は普通」
って捉えても大差ないですが
こんな感覚は数十年前のもの
語弊を恐れずに言うと…
我が子の通知表も
同じように捉えていては
我が子の馬鹿さ加減に気付かないまま
月日を過ごしてしまいます
この中学校は「絶対評価」です
「相対評価」の場合だと
1クラス当り或いは1学年当りで
1~5各段階にそれぞれの人数割合がありましたが
「絶対評価」の場合だと
クラス全員が「5」とか
クラスの半分以上が「4」とか
個々の点数の出来次第で
分布割合なく「絶対的に評価」されます
「相対評価」のときは
平均点を基準に評価され
某の記憶だと…
素点20点未満=1
平均点-25点前後=2
平均点-15点前後~平均点+15点前後=3
平均点+20点前後=4
平均点+25点以上=5
みたいな感じでした
で…
基準となる平均点は大体「50点前後」
なので…
平均点が50点程度だとしたら
75点以上取れれば「4以上確定」
みたいな感じだった気がします
テスト問題の配分も
基本問題が7~8割程度
応用問題が2~3割程度
で出題され
授業中に扱ってないような問題も
「チャレンジ問題」みたいな位置づけで
毎回普通に20~30点分くらいありました
年間を通じて実施される「模試」が
似たり寄ったりな配分で構成されている印象です
「絶対評価」では
平均点を基準に評価しないはずです
なぜなら「絶対評価」だからです
絶対評価とは
他の生徒の成績(平均点など)を考慮に入れず
生徒本人の成績そのもので評価する評価方法
なのでその中学校では
90点以上=5
80点以上=4
80点未満~30点台=3
定期テストを受けた=2
定期テスト未受験・提出物がない・不登校=1
「1」を付ける場合は
複数の先生が集まって会議を経る
ってな感じです
つまり…
1~5各段階に一定割合の生徒が存在すれば
「3は真ん中」
って判断できますが
病欠・忌引き以外は学校へ通い
内容はともかく課せられた提出物は出し
点数は別にして取りあえずテストを受ければ
「最低2以上が確定」するわけです
ってことは…
原則的には「2~5の4段階で評価」される訳で
5
4
3
2
と並べて「3は真ん中」だと言えるかどうかです
しかも…
評価するのは良い意味でも悪い意味でも
「人間」です
授業中は静かに聞いている
提出物は遅れることなく出している
指名発問すれば答えるが
挙手してまで発言することはない
時々休憩時間に質問に来る
でもテストの点数は100点中
平均点58点のところ27点…
この生徒は
「相対評価」では限りなく「2」でしょうが
「絶対評価」では限りなく「3」です
後者の結果を「相対評価」されていた親が見ると
「ギリギリでも3取れたしいっか…」
とお咎め無しで済んでしまうと思います
相方の職場では
数年前から
「新人研修期間中においては
叱咤して仕事内容を覚えさせるのではなく
褒めて伸ばすようにすること」
なんていうお達しが上層部から降りてます
この生徒の場合…
褒めるには値しませんが
「3は真ん中の評価」と勘違いしてる親からは
怒られることもありません
親自身も「勉強が苦手だった」
っていう負い目があれば
「自分のことを棚に上げて子を叱る」ことに
引け目を感じてしまうでしょう…
その感覚を自分で誤魔化してしまう要素が
「3は5段階評価の真ん中」
っていう思い込みです
今も昔も「例外」はつきものですが
毎年中学生を見ている某からすれば…
昔の「通知表3は偏差値50前後」だったけど
今の「通知表3は偏差値45前後」である
っていう感覚しかありません
偏差値50=平均点
ですから
「評価の真ん中が3」であるなら
偏差値も大体50前後
でなければならないはずです
しかし…
通知表で「3」の生徒の分布は
偏差値47未満 > 偏差値48以上
ってのが某の印象です
中学までは義務教育ですが
高校・大学への進学には
入試があります
どの高校・大学であっても
成績上位者から合格していく
っていう至極当然のふるいに掛けられます
人生何も勉強が全てでは無い
っていうことを仰る方は多いですし
某も異を唱えるつもりはありません
しかしこれは…
「ある程度すべきことをちゃんとやってから」
抱かなければならない感覚では無いでしょうか
学校から帰ったら
部活で疲れたのかすぐに寝てる
晩ご飯の時間帯に起こして食べさせたら
お風呂の順番がどうとかでテレビを見だし
お風呂から上がったらスマホを手にしだし
夜中過ぎに「宿題は!?」って声かけしたら
渋々睡魔と戦いながらなんとなくこなして…
で…
テストでは平均点すら達しないけど
通知表はなんとか「3」をキープ…
ま…3取ったから…いっか…
親子共々そう考えて
怒られることも怒ることもなく
叱咤したら反抗されるし
「3」取ればガミガミ言われないし
ってお互いが「事勿れ主義」に走ってしまって
入試問題で合格点が取れますか
そりゃ…
「学校を選ばなければ大丈夫」かも知れませんが
その進学先の卒業後は?
勉強で頑張ることもしないで
怒られることも経験しない子が
親になった時にどんな教育が出来ると思いますか…
多感な時期を怒られることも頑張ることもなく
流されるままに過ごした子が
自己責任を培って
自分の人生を謳歌できると思えますか…
先日…
2つの記事に目を通しました
ひとつは…
「親の『算数苦手』脳は子どもに遺伝する?」
というもので
もうひとつは…
「釣り銭の小銭を減らす支払い方を思いつかない人の脳年齢は?」
というものです
前者の記事内容は
「苦手意識は遺伝ではなく環境要因に因るもの」
小学校は複数教科を担任が教えます
その先生が「算数は難しい」ってなことを口走ると
生徒は「先生が難しいって思うんだから
自分にとっても難しいものだ」
と思い込んでしまったり
親が「勉強嫌いだったから」
「自分も勉強できなかったから」
って普段から口走ってしまうと
それを聞いた子どもは
「自分が勉強嫌いなのは
親も勉強嫌いだったから」
と自分で自分を誤魔化し出して
知らず知らずのうちに
「苦手意識」が刷り込まれてしまう
つまり…
「後天的に勉強嫌い」「勉強が出来ない」
の子に育ってしまう
というような内容でした
後者の記事内容は
某も極力欠かさず見てる
「月曜から夜ふかし」内で
「600円の会計に1100円払う奴はムカつく」
なんていう街頭インタビューで
「お釣りを500円玉でくれハラスメント」
とかっていうテロップが出て
ネットが賑わったあとに出会した記事だったんですが
「釣り銭がいくらになるかパッとわからない。
釣り銭の小銭を減らす支払い方を思いつかない人の
脳の年齢は60~70歳以上」
とかいうような内容でした
いずれの場合においても
「親と子の会話」の中でイメージすると
親の何気ない発言が
子どもの価値観構築に
大きな影響を与える可能性はあるよなぁ~
ってしみじみと考えてしまいました
かれこれ…
十数年前から「中3数学」を教えてますが
教科書には載ってないけど
入試問題には出題される
っていう問題を積極的に扱うようにしてます
そうすると…
すぐ生徒たちは
「ムズい」
「分からん」
「解けへぇん」
なとど口々に弱音を吐きまくって
「教科書に載ってないから解けなくても構わない」
っていうオーラを発しまくります
先の記事に出会す前から…
それこそ十数年前から某は
「ムズいって言うな
確かに答えに辿り着くまでの手順が多いから
気持ちは分からんでもないけど…
この部分だけはやってるやろ
この部分だけもさっきやったやんけ
教えて貰った知識を組み合わせて解くだけやから
面倒くさいかもしれんけどムズくはない
ムズいっていうたらテンション下がるやろな
だから…
ムズいって言わんと
めんどくせって言うて解いてみろ」
って一括し続けています
子育てに関しては
絶対にこれが正しい
なんてのはないのかも知れませんが
親を含めて周りの大人がもたらす影響は
良くも悪くも多大な要因になり得ると思います
プラスに作用することは分からんけど…
マイナスに作用することがあるのであれば
それは極力排除しておかなければ
ってのも愛情の注ぎ方の一つだと思いますし
なにも「買い揃えて与えるだけ」が
愛情の注ぎ方として正しいとは思えません
そんなことよりももっと簡単で
思いの外時間を費やしてしまう結果になる
普段の会話を通じて
伸びしろを奪ってしまうネガティブワード連発を慎む
っていう方が大事な気がします
それに…
自分がこうだったから
子どもには
こうさせたくない
こうなってほしくない
って感覚も理解に苦しみます
超具体的に挙げるとすれば…
子どもの時は何かと我慢させられたから
子どもが干し物は何でも買ってあげる
とか…
子どもの時は勉強できなかったから
子どもには習い事をいっぱいさせる
とか…
今の自分は英語が出来ないから
これからの国際化の波に乗らせるために
幼少期から英語教育に力を入れる
とか…
はぁ馬鹿じゃねぇ~の
子どもなんて親の思い通りになんか育たねぇ~よ
としか思えません
お金掛けること=愛情を注いでる
っていう訳の分からん
勘違い野郎の発想としか思えません
とかなんとか偉そうにいうてますが…
ものは持って行きよう
言葉は使いよう
ってんで…
こうなって欲しい
じゃなくて…
こうなって欲しいってのを含むように
人生の選択肢を広げて貰いたい
ってんで「可能性を増す」接し方として
「興味」を積極的に刺激し続けるのは
「あり」だと思いますけどね
それを生かすも殺すも本人次第ですが
だからといって「無駄」になるのを恐れて
端から与えない
ってのも違う気がします
って…
そか…
子どもは思い通りに育たないのか
あと数年もすれば…
某も育児に悩まされるんでしょうかねぇ~
嬉しいような楽しいような悲しいような
ざっくりまとめてしまったら…
なるようにしかならん
って感じですかね
ま…
子どもは親の背を見て育つ
ってのも言われてますし
これは「ハゲド」の面も多分に実感してるんで
自分の生き様を見せつけて
肉体的にも精神的にも真っ向勝負で
ガチンコ勝負で
産まれてくる子とぶつかりたいと思います
かかってこいや
まだ見ぬ我が子よ
来週はひっさしぶりの相方検診です
そろそろ「性別判定」でっきるかなぁ~
ってわっくわくしてます
お…お願い…「きのこ」生えてて
では今回はこの辺で
今の時代、生徒を集める事が本当に大変らしいですね。
勉強は環境が大きく影響しますよね、出来る出来ないの前に勉強をするしないがあります。
色々なパターンを拝見し、「なるほど」と思う内容ばかりですし、やっぱり「興味持つ」方向へ持っていくのが一番ではないかと思います。
by MINERVA (2018-05-11 19:35)
子供に過度の期待をするのは良くないけど
子供の可能性を伸ばすはずの親がストップかけちゃうのは
間違ってるんじゃないかと(*_*)
りょ〜さん⭐︎さんの愛するお子様、
男の子かなぁ、女の子かなぁ=(^.^)=
ワクワクしますねぇ♪( ´▽`)
by ニッキー (2018-05-12 12:41)
親の言動が子供の価値観の構築に影響を与える。そう考えると怖いですね。子供の可能性を狭めないように気を付けたいと思いました。
あと親が英語ができないから子供にはそうはなってもらいたくない。まさにうちです、すみません(^^;)笑 子供自身が興味を持たないと身につかないと思うので、無理強いはしたくないと思っていますが、将来の選択肢を広げるためにもいろんなことを経験させて、その中で子供が興味を持ったものを伸ばしてあげられたらと思っています。
by まおた (2018-05-12 13:46)
MINERVAさん☆
いつもコメントありがとうございます♪
やぱし…どこもかしこも生徒集めに苦労してるんですかねぇ( ̄。 ̄;)
情報として入ってくるのは「楽しい塾」ってのは賑わってるみたいです(^0^;)宿題忘れても授業中に私語してても怒られることもない…そんな授業で月謝貰気にはなれませんσ(^◇^;)
最近は「やる前から諦める傾向」が強いような気がするので…その辺のをどうマインドコントロールできるかが腕の見せ所か?なんて思うようにしてますσ(^◇^;)
by りょ〜さん☆ (2018-05-14 04:56)
ニッキーさん☆
いつもコメントありがとうございます♪
「本人次第…」ということで「興味を持ってくれるまで…」と放置することを正当化してるようにしか思えない場合にも遭遇しましたσ(^◇^;)「面白くない勉強」に自ずと興味を抱くなんて高校・大学くらいじゃないんですかね…それまで待ってたら結果的に進学できない状況を招きかねないので,我が子の選択肢を広げるためにもある程度は親の強権発動で勉強させるべきだと思っていますσ(^◇^;)
今週末の診察で上手くいけば性別判定できるので…今から楽しみでしかありません(^0^;)
by りょ〜さん☆ (2018-05-14 06:02)
まおたさん☆
コメントありがとうございます♪
価値観は勿論,道徳心や正義感なども幼少期に「親から子へ」引き継がれるモノだと思います。ことの善悪も親が見過ごさず如何に小さなコトも拾い上げて指摘して是正させられるかは親の責任の一端だと思います☆
某は小学時代に英会話教室に通い,中学英語で挫折した経験があって,相方は英語の通知票はそこそこだったんですが,ふたり揃って英語教育には消極的です(^0^;)高~大機関からの頑張りで十分習得してる人を数多見てきてますからねσ(^◇^;)幼児教育に英語を取り入れる気にはさらさらなれません♪そんなことより,母国語や礼儀・作法を身に付けさせようと思っています☆
我が子が大人になるくらいには,翻訳機がもっと進化してるでしょうからね♪旅行くらいは「それ」でなんとでも出来るようになってるでしょう☆日本語と同じように,英会話と英語表現・読解は別物でしょうから,そこの優先順位は誘導したいと思っています♪
by りょ〜さん☆ (2018-05-14 06:16)