「かわいい♪」だけじゃ飼えませんよ

ども
「豚・諭吉（トン・ユキチ）」が我が塒にやってきて
ちょうど１週間が経ちました

２００５～２００９年頃は
ミニブタブームだったのか…
ミニブタ関連のサイトを沢山見かけたような気がしますが
最近更新されているのは
「ペット関連」の情報サイトしか見かけなくなってしまいました
掲示板での質問も同時期の頃の奴ばっかり
この１０年で何があったんでしょう

かくいう某も…
ミニブタを飼うのは十数年ぶりですが

「ミニブタ」を含むキーワードで検索してみると
先に挙げた情報サイトが真っ先にヒットしますが
その中に
「芸能人が飼ってることから人気」
なんていう記述があります

おぉ～やだやだ
某の嫌いなタイプです

犬だろうが
猫だろうが
ハムスターだろうが
ミニブタだろうが…
生き物を飼うと言うことは
それ相応の覚悟がないと飼えません

単に「可愛い」「有名人が飼ってる」
からでは飼えませんよ

某が引き取りに行った
「ララミー牧場」のオーナーによると
女の人が可愛いからって３匹ほど引き取っていったんですけど
どないすんのやって思いますわ
１匹にしときなさいと言っても聞いてくれませんわ
ってぼやいてはりました

オーナーも「もう売りません」って強硬な態度には
複雑な心境の下成れなかったんでしょうね

１０年振りとはいえ…
いざ実際飼い出してみると
毎日てんてこ舞いでストレスも溜まります



こんな愛くるしい表情ばかりじゃないですからね
逆に…
諭吉の御蔭でストレスを感じることもあるけど
諭吉の御蔭で癒されているところもあります

このバランスを
「良い情報」だけを過信して
ストレスとのギャップで崩してしまうと
途中で簡単に手放してしまう飼い主も出てきてしまうんでしょう

動物は所詮人間とは違うんです
それを人間の都合に合わせて飼うんですから
「しゃ～ないな」
って割り切れる度量の広さがないと
ミニブタは飼えないですよ

昔の掲示板でも…
ミニブタを飼っているが近くに病院がなく
今まで見て貰ったこと長い飼い主が
調子が悪いので詳しい方教えてください
みたいな投稿をしてました
回答者の方は皆親切で
飼い主のことよりもミニブタのことを思って
回答されているようでした
その後…
この飼い主とミニブタはどうなったんでしょう…

これまた昔のサイトの残骸ですが
掲示板やHPのカウンタの「キリ番」の方には
開設者が粗品をプレゼントされている方がいました
しかし…
お礼の返事もない（少数であってもその割合が増えてきた…）
などの理由（これだけが原因ではないようですが）から
粗品プレゼント終了した旨の投稿をみかけました
もし某も同じことをされたら
速攻で終了にしますね

ネット社会特有の人間関係の希薄さが露呈したみたいで
妙に寂しい感覚を抱いてしまいました

さて…
今回は我が塒にやってきて
１週間経った
諭吉の近況報告でもしたいと思います

：食べるの遅っ
餌を用意してる間中…
分かってるんでしょうね

ケージ内にいるときはずっとこっちの様子を見てるし
自由にさせている間はずっと足元をウロチョロしてるし
「早く頂戴」っていう念が伝わってきます

相方のミニチュアダックスは
「待て」も「お座り」も「お手」もちゃんとしてから
「よし」の合図があるまで食べないんですが
諭吉はまだ生後２ヶ月半くらい…
我が塒に来てまだ１週間
自分の名前も認識してるかどうか怪しいのに
そんな芸当到底出来るもんじゃありません

「ぴぎぃ～」って泣き叫びながら催促の一辺倒
一応「よしっ」っていうかけ声を掛けてから
遮っていた手を除けて食べさせます

今都（ミニチュアダックスの名前）は
ものの数分で食べ終わってウロウロし出しますが
諭吉は１０分以上「ぶ…ぶ…」いいながら
餌桶に顔を突っ込んでます

人間の小指の爪程の大きさに葉野菜を刻んでるんですが
食べるのがとにかく遅い
出勤前の餌やりには
この食べる時間を見誤ると大変です

：うんこまみれ
どこのサイトを覗いても
「犬並みの賢さ」「トイレは覚える」
って記述がありますが
諭吉はまだまだ修行中

お留守番をお願いして帰ってくると
ケージ内はうんこまみれでとんでもない状況です

形がある良いうんこなんですが
踏みつけると潰れるし付着します
その感触が気持ち悪いのか…
神聖な寝床にうんこ臭が立ちこめるのが気にくわないのか…
そのままウロチョロケージ内を動き回るんでしょう

トイレエリアは当然うんこまみれ
いたるところに「うんちの足跡」が付着し
挙げ句の果てにうんこが着いた足のまま寝床に入るから
寝床用のミニミニベッドもうんこまみれ

この惨劇の状況を写メってアップしたいところですが
視る方もそれなりの覚悟がないと視られないので
自主規制で止めときます

うぎゃぁ～
って喚いたところでどうにもならないので
「ぴぎぃ～」って泣き叫ばれようが何しようが
洗面台まで抱きかかえて「うんこ流し」の儀式

餌をあげながら落ち着かせようとするんですが
プチパニックになった諭吉は五月蠅いのなんの
抱かれることすら嫌がってるのに
桶で足を洗われるなんてもってのほか

でもね…我慢してくれよ

うんこが付いた足のままウロチョロされたら
あちこちにうんこ臭が染みついて
家中全てが諭吉のトイレエリアになってしまうじゃまいか

某も臨戦態勢で臨まないとイケないので
「緊急事態」を確認したら速攻でシャツを脱ぎ捨てて
Tシャツとパンチ一丁になって
うんこ垂れ蔵を抱きかかえて格闘開始

プチパニックの諭吉は
ご褒美の餌を食べるのは忘れないんですが
勢いで某の指すらも齧り付いてきます
こびりついたうんこが時間の経過ともに
乾燥してたりすると
洗い落とすまでにそれなりの時間を要してしまいます
その時間につれてパニック指数は急上昇

場所をお風呂場に移して
落ち着くのを待ってから
再度洗い流し始めるんですが…
数十分は格闘することになります

その後に…
やっとうんちまみれのケージ内も掃除して…
一段落付く頃には
それなりに疲労困憊です

諭吉のうんこの始末をしてる間に
今都が気を引くためか…
これまたトイレ以外のところで用を足すと
軽く魂抜けちゃいます

うんこまみれ騒動は…
某の起床後と外出から帰宅後の
１日２回起きる可能性が高いので
うんこしたのを確かめてから外出しないと
もう…惨劇確定です

：病院
犬・猫・「小動物」を掲げる動物病院は数多くありますが
HPに「ぶた」のアイコンが使われていても
電話で問い合わせると
「ウチでは診られません」
って回答を受けます

某の実家の近くに
それなりに大きな施設を併設した動物病院が出来て
HPにも「ぶたちゃんマーク」が並んでいるし
診察対象にも「小動物」って明記されているので
電話で問い合わせてみたんですが
視られませんって言う回答でした
動物病院の紹介HPには
「ミニブタ」って表記されてたんですけどね

引き取りに行く前の段階で
「病院探し」はしておかなければ
ってんで探してみたんですが…
仕事の空き時間であたってみた３～４件の動物病院では
ことごとく断られてしまいました

某が躍起になって病院を探す理由は
１．未去勢なので去勢手術をお願いしたい
２．飼い始めてから体調不良を起こした際に診て貰うため

動物病院＝どんなペットを診て貰える
っていう訳ではありません
飼い主の責任として
事前に調べておかないことは色々あると思います

諭吉も近々「去勢手術」を受けに行かなければ

：臭い
情報サイトには
「ミニブタは綺麗好きなので体臭は殆どありません」
みたいな記述がありますが…

諭吉は臭います

先代のミニブタも臭いました

某が臭いに敏感なのかも知れませんが
「臭いがない」というのは
個体差もあるでしょうし
去勢の未・済でも左右されるでしょうし
都合良く解釈するのは危険です

ま…
この程度ならしゃ～ないか
って割り切れない潔癖症の人は飼わないように

ペットを飼う＝獣臭が漂う
のは必至なので
来客への見栄はある程度捨てないとあかん部分だと思います
「ペット飼うとしょうがないですもんねぇ～」
って笑顔で理解を示してくれてても
一歩家の外に出れば
あの家臭いわぁ～
って言われると覚悟しなければ

某は…
ペットがいても
快適でいつでもお客さんを招き入れられる家
ってのが理想なのでかなりストレスが溜まってきてるので
それを幾何かでも軽減するために
ほんのり散財する覚悟を決めました

：「ミニ」だけど…
豚はそもそも経済家畜で
成豚だと３００ｋｇぐらいまで肉が付きます
それに比べると４～５０ｋｇだと
１／６くらいの大きさなので
充分「ミニ」じゃまいか
ってのがミニブタの言い分だと思います

某のblogでもそうですし
他のペット関連の情報サイトでもそうですが
「可愛い写真」ばかりが目について
すぐに飛びつくのは危険です
人間の子どもでも…
赤ちゃんの頃は可愛かったのに
成長と共に反抗したり扱いにくくなったりしますからね

ま…ペットの場合は
初めはむっちゃ手がかかったけど
躾が成功すれば飼いやすくなってきますが
成長と共に図体がでかくなってくるのは見過ごせません
引き取るときは正真正銘「ミニブタ」であっても
最後まで飼うには「大型犬」を飼う覚悟が必要です

食事制限などで小さいまま育てることも
ある程度（許容範囲内であれば）可能かも知れませんが
栄養不足＝免疫力低下＝病気にかかりやすい＝治療費が嵩む＝早死にする
っていうリスクがつきまとうのは当たり前です

早死にしたらしたでしゃ～ない
なんていう考えであれば
そもそも「生き物を育てる資格がない人間」だと思います

犬はその集団内で
自分がどの位置にいるのか順位付けを自ずとしますが
ミニブタは対等だと認識するようです
いずれにしても…
人間・飼い主が上位に位置づけるからといって
下位の命を軽視して言い訳がありません

小さくて可愛いのは初めだけ
って覚悟して飼う必要があります

：餌
引取先のララミー牧場では
「ドッグフードを水で柔らかくした奴」
を餌として与えていたようですが
ドッグフードで飼えるってのは解せません

家畜の豚ですら
藁がメインの草食寄りの飼料を与えてます
ドッグフードは原料に「肉」が使われているので
食べさせれば食べさせるほど太ってしまいます
それに「食べたいだけ食べる」傾向があるので
求めてくるからってあげちゃうと
ミニブタがミニじゃなくなってしまいます

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某は食いつきが心配だったので
とりあえず上の「１０ｋｇ」を購入しました
ドッグフードで育てられてきたので
初日は食いつきが悪かった（殆ど残す状態）のですが
◎ミニブタペレット
◎きゅうり
◎キャベツ
◎こめぬか
○かぼちゃ
○サツマイモ
（◎多め・○少なめ）
などを細かく刻んであげ続けると
空腹には堪えられないのか
２日目には諦めて食べるようになって
いまじゃすっかり慣れてきてくれました

葉野菜は母が職場から廃棄する奴を貰ってきてくれるので
その中から食べられそうな奴をあげてます
調べてみるとすぐ分かるのですが
禁忌食材としては
チョコレート
肉
青いトマト
モモ・リンゴなどの大きな種がある果実
玉ねぎ
梅・杏
などがあがっています

昔飼ってたミニブタには
ウサギ用のチモシー・米ぬか・にんじん・キャベツ・ミニブタペレットなど
ほぼ「草」しかあげてませんでした
料理で出た「野菜の皮」もあげてましたね

面倒くさいからって
「手抜きの餌」をあげちゃうと
病気になるわデカくなるわで良いことなしです
ちゃんと餌管理もしてあげないと


「かわいい」のは今だけってんで
幼い諭吉を可能な限り写真に収めて
フォトブックを作ろうかと計画中
とはいえ…
「じっ…」としてない諭吉相手に
どれだけ満足のいく画像が残せるのか
今から不安一杯です

では今回はこの辺で