知識は諸刃の剣…【精巣腫瘍編】 [暮らしに知識と癒し]
ども
適度な痛みと闘っている某です
頓服薬は抗生物質と共に服用してますが
場所が場所だけに…
足の動きやズボンの干渉などで
無痛で1日を過ごすことは不可能です
2時間程度の日帰り手術とは言え
傷口が治るまでは辛抱しなければ
この数年間における某自身の経験から
知識は人を豊にする
という母上からの教えを実感するようになりましたが
触れた知識によっては
不安や失敗を招く場合もあります
接した情報そのものが偽物であったり
耳年増になって臆する切っ掛けになってしまったり
過去記事のアクセスページを時々チェックするのですが
公開からそこそこの年月が経っているにも関わらず
未だに「粉瘤」「アテローム」
を扱った記事にアクセスがあります
旧blog記事でアップしたのが2008年
9年前の記事になります
そんな古い記事に未だにアクセスがあると言うことは
某と同じように「粉瘤」「アテローム」を患い
苦しんでいる人が居ると言うことでしょう
そして…
某の記事に辿り着いた人も某と同じように
「恥ずかしい部分(お尻)」に粉瘤が出来て
恥ずかしいから病院へ行かない
病院へ行かないから悪化する
っていう負の連鎖に陥ってるからだと思います
負の螺旋に身を留めていても
嫌なことから身を遠のけているので
嫌な思いをしない
という感覚になっているかも知れませんが
その嫌な思いという部分は
これから先
更なる部分
であって
今直面している嫌な思いは
根本的には解決してくれません
回避しているように思えても
回避して先に進んでいるのではなく
Uターンして後戻りしてるだけ
先送りしてるだけであって
暫くすればまた直面します
そういう人たちに対して
少しでも行動を起こす切っ掛けになればと思い
過去の経験を掘り下げてみることにしました
【ガン保険に加入】
住宅ローンを組む際に
「保険加入」を薦められましたが
加入条件に「過去にガンと診断されてないこと」とありました
また…
某が契約してる楽天カードでも案内があった
「掛け捨てガン保険」の加入条件も
同様に「ガン未経験」があげられています
今現時点で…
「がん」「ガン」「癌」「腫瘍」などの
診断を受けてない場合は
速やかに加入されることをお勧めします
某が精巣腫瘍と診断され手術を受けたのは
今から十数年前…24~26歳くらいです
人間的にもまだまだひよっこで
「病気」なんて風邪とかおたふく風邪とか
中耳炎とか水疱瘡とかしか経験してません
バイクでこけて肩甲骨を骨折したのも
同じくらいの時期だと思います
怪我とか骨折とかは日にち薬で治りますけど
「癌」と診断されると
薬局で入手できる薬ではどうしようもないし
保険にも入れないし
別に「保険会社」の回し者じゃ無いですけど
健康だからこそ「がん保険」への加入を勧めします
他人事と決めこむのはリスキーですよ
今ご覧頂いているこの記事を
更新した某が腫瘍を罹患し
ガン保険に加入出来ずにいるんですから
【精巣腫瘍】とは…
・罹患率…10万人に1~2人程度
・発症ピーク…20歳代後半から30歳代にかけて
某の場合もどんぴしゃで発症ピークに当てはまりました
【自覚症状】
本来こういう「病気」絡みの記事となると
医学用語とか専門用語とかを羅列して
難しい感じの文体になっているのを良く目にしますが
難しいことを難しいまま伝えるのは
誰でも出来るし
似非識者の馬鹿がすることだと思っているので
ここでは敢えてかみ砕いた表現を多用することにします
単語だけをクローズアップすると
卑猥だったり情けなかったり緊張感がなくなったりするかも知れませんが
そんなもん…
高校生時代に村上龍の小説を読んでいて
「なに読んでんねん?」って某の本を取り上げて
そのページに「セックス」とかっていう単語を見つけて
「う~わっセックスやって」
って馬鹿騒ぎする奴と同レベルにしか思えないので
馬鹿は勝手に盛り上がっとけボケ
っていう感覚にしかなりませんけどね
某が診断を受けなければと思った段階で
某の金玉はSサイズくらいの卵ぐらいの大きさになってました
卵大は大袈裟かも知れませんが
成人男性が手の親指と人差し指で
「Cの形」を作ったくらいの大きさなのは間違いないです
一昔前に「オカモトのコンドーム」のロゴマークみたいに
親指の先を人差し指の先をくっつけたら駄目ですよ
指先は離して「Cの形」ですからね
左右で金玉の大きさは数倍くらい違っていて
肥大している方はズキンズキンっていう
「痛み」を伴っていました
過去にも金玉が痛くなる感覚はあったのですが
我慢できないほどの痛みでは無かったので
痛む場所が場所だけに…
相談・受診っていう選択肢より何より
我慢することが最優先でした
で…それまでは
数日間痛みを我慢すれば収まっていたので
その時期よりも前から
兆候があったのかも知れません
・「金的」衝撃を受けてないにも関わらず金玉に痛みがあり2~3日続く
・金玉の大きさが左右で違う
これらの症状がある場合は
大事に至る前に「泌尿器科」を受診するように
【腫瘍マーカー】
初めて泌尿器科を受診した際
「触診」をされます
恥ずかしいですが恥ずかしがってはられません
この時に某がした自己暗示は…
某自身は家族や彼女以外の前で
チンチンを晒すのは滅茶苦茶恥ずかしいけど
泌尿器科の先生にしてみれば
今まで何百何千って言う他人のチンチン見て来て
仕事とは言え見たくて見てるわけじゃないだろうし
診察が終わってなにも無ければ
もう二度と見せることも無いんだから
どうせ忘れ去られてしまうやろ…
って感じです
露出狂の感覚の持ち主は
恥ずかしいなんて感覚すら抱かないでしょうけどね
診察を終えて次に受けるのは血液検査
その結果の紙はもう手元には残ってませんが
確か「γ-GDP」だかなんだかの
「腫瘍マーカー」の数値が高かった記憶があります
改めて調べ直してみると…
精巣腫瘍での腫瘍マーカーには
「γ-GDP」ってないですね
なのに…
なんで「γ-GDP」ってのが記憶に残ってるんだろ
血液検査結果の紙が残ってないか
もっかい調べてみます
【転移】のリスク
精巣腫瘍に限らず
腫瘍・癌には「転移」のリスクがあります
罹患者の肉体年齢が若いと
細胞も活発なので転移のリスクが高まります
腫瘍マーカーの数値が高く
触診などの診察を受けて
「腫瘍」である可能性が高くなると
「PET検査」か「MRI検査」
或いは「CT検査」などのどれか
又は複数の検査を受けることになります
某が罹患したのは十数年前…
その頃某の生息地には「PET検査機器」は
1台しか導入されておらず
順番待ちで受けたくても受けられない状況のようでした
にもかかわらず…
某は受診から数日後には
「PET検査」を受けることとなります
平成22年4月に保険適応になりましたが
某が受けたときはまだ保険適応外でした
母上が考えに考え抜いて付けてくれた名前で姓名判断したり
生年月日を加えた四柱推命などで占って貰うと
「大事を小事で乗り越える」
って結果になるようで
「貴方は良い運に恵まれてるんだから」
ってのが母上の口癖なんですが
その影響があったのかも知れません
PET・CT・MRIこれら全ての検査を受けて
他所への転移は認められなかったので
すぐさま「摘出手術」を受けることとなりました
【摘出手術】
局所麻酔と全身麻酔と選べるようですが
ヘタレの某は「全身麻酔」確定です
手術着「のみ」を着用してベッドに横たわったまま
手術台へと運ばれました
点滴とか心電図とか付けられたかどうかの記憶はありませんが
ガスマスクみたいなのを装着されて
では…これから手術を始めますね…
という執刀医に話しかけられ
麻酔ガスが注入されていきます…
「1」の段階で
りょ~さぁ~ん
と声を掛けられ返事をする某
意識あり…んじゃ…少しずつ上げていくか…
「2」…「3」…とメモリを上げる指示の声を聞き
「2」の段階で返事をした記憶はあるんですが
「3」の段階で一気に記憶が無くなったのを覚えてます
術後間もなく…
手術台からベッドへ移されようとするタイミングで目が覚め
そのまま見守る家族と共に病室へと戻りました
「癌」と言う言葉が持つ負のパワーは絶大で
家族全員が某の「死」を覚悟していたようです
術後にすぐ死ぬというのではなく
近い将来死ぬかも知れない
っていう漠然とした不安を与えるのには
十分すぎるものだったと思います
当の本人は達観してたのか
どんなに真面目に生きてきても死ぬ人は死ぬ
まだまだやり遂げてないことは山ほどあれども
このタイミングで死ぬなんてのも運命なんだから仕方が無い
って親の心配をよそに
一人勝手に死を受け入れて
残された人生を道精一杯生きていくか
なぁ~んてコトを考えてました
今思えば…
親より先に子が死ぬのは親不孝のなにものでも無い
なんていう感覚も少しは抱くようになりましたが
この時期はまだ
死と直面することととなったとき
如何に後悔しない人生を送るか
ってコトを考えるのが精一杯でしたかね
【造影剤】の感覚
精巣腫瘍摘出の前後でCT検査を受けましたが
造影剤を投与される前に
「アナフィラキシーショック」などに関する説明を受け
署名して検査へと移ります
アナフィラキシーショックなんて言葉も
そのとき始めて知りました
事前に渡される説明書には「最悪死に至る場合もある」
なんて文字が躍りましたが
初見にも関わらず某自身は「はいはい」って感じでしたね
学生時代にはいじめを受けたり
反抗期真っ最中の頃は
誰も俺のことを分かってくれない
とか思いながら包丁を持ちだして左手首にあてがったり
「完全自殺マニュアル」っていう本を熟読したり
死に急ぐ衝動はヘタレっぷりが幸いしてか抑えられましたが
死を受け入れる覚悟はこの時には出来上がっていたのかも知れません
造影剤を投与されたことがある方はお判りだと思いますが
あの…造影剤が全身を巡る際に感じる
かぁ~って熱くなる感じは独特ですね
血液中に度数の高いアルコールが混ざってて
そのアルコールの影響で血がたぎるような感覚
経緯はどうであれ…
経験した者にしか分からない感覚の一つだと思います
健康であれば経験しなくて済む感覚の一つなのですが
この経験すらも
貴重な経験が出来たとプラス転換しています
今となっては…
人間ドックによる健康診断
とかも気になる年齢になったので
人間ドックを経験される方も増えつつあると思うので
そこまでレアな経験でも無くなってきたかも知れませんね
【入院生活】
この頃は既にヘビースモーカーに変貌を遂げていたので
ぶっちゃけ…
精巣摘出手術の1時間前に一服かましてました
事前にちゃんと…
可愛い看護師の方に心境を吐露してから
吸いに行ったんですけどね
喫煙者が全身麻酔をする場合…
気道確保のために喉に管を入れるんですが
喫煙者だとどうしても「痰」がでるそうで
それが余りよろしくないようです
反面教師で真似しないようにしてくださいね
「早期発見」「早期摘出」が功を奏したのか
他所への転移が認められなかったので
「経過観察入院」をしました
期間としては30日程度ですが
あまりにも「元気」だったので
追い出されるような形での退院
1日数回行われる検温時はもちろん
先生の巡回診療の際にも病室に不在
点滴の管とドレーンをぶら下げてるのに
通称「カラカラ」を手押ししながら
敷地内をフラフラ徘徊するし
ま…その代わりといってはなんですが…
ナースコールを押すことも無かったですし
看護師に当たり散らすこともしなかったですし
世話して貰う必要が殆ど無いので
別の意味で扱いにくいけど
世話が掛からない患者でしたから
病院食は薄味で物足りないし
健康第一の献立は質素そのもの
好きなものを好きなだけ食べられるのは
健康で居られるからこそだと実感しました
【退院後の経過観察】
退院後は「転移」や「再発」がないか
始めは1~2週間に1回の検査だったのが
次第に間隔が空いて
1年に1回の検査を受けるようになっても
転移や再発は認められませんでした
痛みを感じる異常が現れたのが金玉で
男としたら一番恥ずかしい部分
先述の自己暗示で病院へ行くに至りましたが
もし割り切ることが出来ず
痛みに悶えながらも
ドラッグストアでバファリンとか買って服用して
自己都合で誤魔化し続けて
受診したときには他所へ腫瘍が転移
ってことになっていたら
今頃こうして自由奔放なblog更新なんて
出来なかったかも知れません
今の嫁さんとも出会ってなかっただろうし
親孝行旅行も実現できなかっただろうし
新居も構えてなかっただろうし
ガンプラに現を抜かすことも無かっただろうし…
これほど充実した毎日を送ってなかったことでしょう
某が経験したことよりも
もっとしんどい思いをしてる方が居るかも知れませんし
逆に某からすれば
そんなしょ~もないことで悩んでるのか
って一蹴してしまうようなことでも
頭を抱えている方が居るかも知れません
某以上に
自分ではどうしようも無いことで
苦しい思いを強いられる方が居ることでしょう
どんなことでも…
「経験した人間」本人しか抱かない
感情なり感覚があると思いますが
某が経験したことと同じ経験をされた方は
某が脳天気に毎日快活に
生活を送っていることを知って頂き
悩んでいるのが阿保らしいわ
って考えを改めて貰う切っ掛けになり
1人でも多くの人に役立つ存在になれれば
某の存在価値は今以上にグッと高まると思います
神様はその人に乗り越えられる困難を与える
負のオーラは新たな負の要素を引き寄せてしまう
とかなんとかってのを見聞きしますが
気休めであったり的を射てたりってのも
受け取る本人そのものの感覚で
良くも悪くもどっちにも捉えらると思います
某自身…
先述の通り「包丁を手首に当てる」ほどの
マイナス思考人間だったんです
それが今では…
悩みなさそう
って指さし笑われるほどの脳天気野郎
…じゃなくて
プラス思考人間なんです
世界中の人間が自分と対峙したとき
自分が自分を守らなければ
誰が自分を守ってくれるよ
自分を守るのは最終的には自分自身
自分が自分を嫌いになってはアカン
自分が自分を好きになるにはどうしたら良いか
自分を自分の理想に近づけるにはどうしたら良いか
苦しいときとかしんどいときとか
現実逃避したくなったときには
上記のようなことを考えて
今置かれる状況をどう乗り越えるか…
どうしたら乗り越えられるか…
どうしたら緩和できるか…
どうしたら改善できるか…
考えて行動して…
とにかく状況を打破するように抗います
諦めるのはいつでも出来る
これが某の基本コンセプトです
未だに病院だけは好きになれませんが
いざとなったら割り切っていく
っていう心構えはするように心掛けてます
風邪くらいで病院に行くのは
ヘタレとしか思えないので…
どうしても切羽詰まってからじゃ無いと
足が向かないんですよね
健康であることに感謝して
健康で居る内に色々備えておいて下さいね
今じゃスマホの普及とかで
気になることはすぐに調べることが出来ます
気が済むまで色々調べ尽くした上で
「病院へ行った方が良い」
っていうアドバイスが多ければ
素直に勇気を出して受診するようにしてください
マジで…人間ドック考えようかな
あ…そうそう
今回の記事内容を読んで頂いて
可哀想に…色々大変なんだなぁ~
って同情して頂かなくて結構
人それぞれ色々経験してるんだな
しんどいのは自分だけじゃ無いんだ…
って思って頂けたら幸いです
けっ…分かったようなこと言うとるけど
自分の方がしんどいわ
お前の経験したことの方がまだマシじゃ
って思われたのであれば
某の存在は貴方にとってプラスにならないだけのこと
プラスになる方と出会えることを祈るばかりです
では今回はこの辺で
適度な痛みと闘っている某です
頓服薬は抗生物質と共に服用してますが
場所が場所だけに…
足の動きやズボンの干渉などで
無痛で1日を過ごすことは不可能です
2時間程度の日帰り手術とは言え
傷口が治るまでは辛抱しなければ
この数年間における某自身の経験から
知識は人を豊にする
という母上からの教えを実感するようになりましたが
触れた知識によっては
不安や失敗を招く場合もあります
接した情報そのものが偽物であったり
耳年増になって臆する切っ掛けになってしまったり
過去記事のアクセスページを時々チェックするのですが
公開からそこそこの年月が経っているにも関わらず
未だに「粉瘤」「アテローム」
を扱った記事にアクセスがあります
旧blog記事でアップしたのが2008年
9年前の記事になります
そんな古い記事に未だにアクセスがあると言うことは
某と同じように「粉瘤」「アテローム」を患い
苦しんでいる人が居ると言うことでしょう
そして…
某の記事に辿り着いた人も某と同じように
「恥ずかしい部分(お尻)」に粉瘤が出来て
恥ずかしいから病院へ行かない
病院へ行かないから悪化する
っていう負の連鎖に陥ってるからだと思います
負の螺旋に身を留めていても
嫌なことから身を遠のけているので
嫌な思いをしない
という感覚になっているかも知れませんが
その嫌な思いという部分は
これから先
更なる部分
であって
今直面している嫌な思いは
根本的には解決してくれません
回避しているように思えても
回避して先に進んでいるのではなく
Uターンして後戻りしてるだけ
先送りしてるだけであって
暫くすればまた直面します
そういう人たちに対して
少しでも行動を起こす切っ掛けになればと思い
過去の経験を掘り下げてみることにしました
【ガン保険に加入】
住宅ローンを組む際に
「保険加入」を薦められましたが
加入条件に「過去にガンと診断されてないこと」とありました
また…
某が契約してる楽天カードでも案内があった
「掛け捨てガン保険」の加入条件も
同様に「ガン未経験」があげられています
今現時点で…
「がん」「ガン」「癌」「腫瘍」などの
診断を受けてない場合は
速やかに加入されることをお勧めします
某が精巣腫瘍と診断され手術を受けたのは
今から十数年前…24~26歳くらいです
人間的にもまだまだひよっこで
「病気」なんて風邪とかおたふく風邪とか
中耳炎とか水疱瘡とかしか経験してません
バイクでこけて肩甲骨を骨折したのも
同じくらいの時期だと思います
怪我とか骨折とかは日にち薬で治りますけど
「癌」と診断されると
薬局で入手できる薬ではどうしようもないし
保険にも入れないし
別に「保険会社」の回し者じゃ無いですけど
健康だからこそ「がん保険」への加入を勧めします
他人事と決めこむのはリスキーですよ
今ご覧頂いているこの記事を
更新した某が腫瘍を罹患し
ガン保険に加入出来ずにいるんですから
【精巣腫瘍】とは…
・罹患率…10万人に1~2人程度
・発症ピーク…20歳代後半から30歳代にかけて
某の場合もどんぴしゃで発症ピークに当てはまりました
【自覚症状】
本来こういう「病気」絡みの記事となると
医学用語とか専門用語とかを羅列して
難しい感じの文体になっているのを良く目にしますが
難しいことを難しいまま伝えるのは
誰でも出来るし
似非識者の馬鹿がすることだと思っているので
ここでは敢えてかみ砕いた表現を多用することにします
単語だけをクローズアップすると
卑猥だったり情けなかったり緊張感がなくなったりするかも知れませんが
そんなもん…
高校生時代に村上龍の小説を読んでいて
「なに読んでんねん?」って某の本を取り上げて
そのページに「セックス」とかっていう単語を見つけて
「う~わっセックスやって」
って馬鹿騒ぎする奴と同レベルにしか思えないので
馬鹿は勝手に盛り上がっとけボケ
っていう感覚にしかなりませんけどね
某が診断を受けなければと思った段階で
某の金玉はSサイズくらいの卵ぐらいの大きさになってました
卵大は大袈裟かも知れませんが
成人男性が手の親指と人差し指で
「Cの形」を作ったくらいの大きさなのは間違いないです
一昔前に「オカモトのコンドーム」のロゴマークみたいに
親指の先を人差し指の先をくっつけたら駄目ですよ
指先は離して「Cの形」ですからね
左右で金玉の大きさは数倍くらい違っていて
肥大している方はズキンズキンっていう
「痛み」を伴っていました
過去にも金玉が痛くなる感覚はあったのですが
我慢できないほどの痛みでは無かったので
痛む場所が場所だけに…
相談・受診っていう選択肢より何より
我慢することが最優先でした
で…それまでは
数日間痛みを我慢すれば収まっていたので
その時期よりも前から
兆候があったのかも知れません
・「金的」衝撃を受けてないにも関わらず金玉に痛みがあり2~3日続く
・金玉の大きさが左右で違う
これらの症状がある場合は
大事に至る前に「泌尿器科」を受診するように
【腫瘍マーカー】
初めて泌尿器科を受診した際
「触診」をされます
恥ずかしいですが恥ずかしがってはられません
この時に某がした自己暗示は…
某自身は家族や彼女以外の前で
チンチンを晒すのは滅茶苦茶恥ずかしいけど
泌尿器科の先生にしてみれば
今まで何百何千って言う他人のチンチン見て来て
仕事とは言え見たくて見てるわけじゃないだろうし
診察が終わってなにも無ければ
もう二度と見せることも無いんだから
どうせ忘れ去られてしまうやろ…
って感じです
露出狂の感覚の持ち主は
恥ずかしいなんて感覚すら抱かないでしょうけどね
診察を終えて次に受けるのは血液検査
その結果の紙はもう手元には残ってませんが
確か「γ-GDP」だかなんだかの
「腫瘍マーカー」の数値が高かった記憶があります
改めて調べ直してみると…
精巣腫瘍での腫瘍マーカーには
「γ-GDP」ってないですね
なのに…
なんで「γ-GDP」ってのが記憶に残ってるんだろ
血液検査結果の紙が残ってないか
もっかい調べてみます
【転移】のリスク
精巣腫瘍に限らず
腫瘍・癌には「転移」のリスクがあります
罹患者の肉体年齢が若いと
細胞も活発なので転移のリスクが高まります
腫瘍マーカーの数値が高く
触診などの診察を受けて
「腫瘍」である可能性が高くなると
「PET検査」か「MRI検査」
或いは「CT検査」などのどれか
又は複数の検査を受けることになります
某が罹患したのは十数年前…
その頃某の生息地には「PET検査機器」は
1台しか導入されておらず
順番待ちで受けたくても受けられない状況のようでした
にもかかわらず…
某は受診から数日後には
「PET検査」を受けることとなります
平成22年4月に保険適応になりましたが
某が受けたときはまだ保険適応外でした
母上が考えに考え抜いて付けてくれた名前で姓名判断したり
生年月日を加えた四柱推命などで占って貰うと
「大事を小事で乗り越える」
って結果になるようで
「貴方は良い運に恵まれてるんだから」
ってのが母上の口癖なんですが
その影響があったのかも知れません
PET・CT・MRIこれら全ての検査を受けて
他所への転移は認められなかったので
すぐさま「摘出手術」を受けることとなりました
【摘出手術】
局所麻酔と全身麻酔と選べるようですが
ヘタレの某は「全身麻酔」確定です
手術着「のみ」を着用してベッドに横たわったまま
手術台へと運ばれました
点滴とか心電図とか付けられたかどうかの記憶はありませんが
ガスマスクみたいなのを装着されて
では…これから手術を始めますね…
という執刀医に話しかけられ
麻酔ガスが注入されていきます…
「1」の段階で
りょ~さぁ~ん
と声を掛けられ返事をする某
意識あり…んじゃ…少しずつ上げていくか…
「2」…「3」…とメモリを上げる指示の声を聞き
「2」の段階で返事をした記憶はあるんですが
「3」の段階で一気に記憶が無くなったのを覚えてます
術後間もなく…
手術台からベッドへ移されようとするタイミングで目が覚め
そのまま見守る家族と共に病室へと戻りました
「癌」と言う言葉が持つ負のパワーは絶大で
家族全員が某の「死」を覚悟していたようです
術後にすぐ死ぬというのではなく
近い将来死ぬかも知れない
っていう漠然とした不安を与えるのには
十分すぎるものだったと思います
当の本人は達観してたのか
どんなに真面目に生きてきても死ぬ人は死ぬ
まだまだやり遂げてないことは山ほどあれども
このタイミングで死ぬなんてのも運命なんだから仕方が無い
って親の心配をよそに
一人勝手に死を受け入れて
残された人生を道精一杯生きていくか
なぁ~んてコトを考えてました
今思えば…
親より先に子が死ぬのは親不孝のなにものでも無い
なんていう感覚も少しは抱くようになりましたが
この時期はまだ
死と直面することととなったとき
如何に後悔しない人生を送るか
ってコトを考えるのが精一杯でしたかね
【造影剤】の感覚
精巣腫瘍摘出の前後でCT検査を受けましたが
造影剤を投与される前に
「アナフィラキシーショック」などに関する説明を受け
署名して検査へと移ります
アナフィラキシーショックなんて言葉も
そのとき始めて知りました
事前に渡される説明書には「最悪死に至る場合もある」
なんて文字が躍りましたが
初見にも関わらず某自身は「はいはい」って感じでしたね
学生時代にはいじめを受けたり
反抗期真っ最中の頃は
誰も俺のことを分かってくれない
とか思いながら包丁を持ちだして左手首にあてがったり
「完全自殺マニュアル」っていう本を熟読したり
死に急ぐ衝動はヘタレっぷりが幸いしてか抑えられましたが
死を受け入れる覚悟はこの時には出来上がっていたのかも知れません
造影剤を投与されたことがある方はお判りだと思いますが
あの…造影剤が全身を巡る際に感じる
かぁ~って熱くなる感じは独特ですね
血液中に度数の高いアルコールが混ざってて
そのアルコールの影響で血がたぎるような感覚
経緯はどうであれ…
経験した者にしか分からない感覚の一つだと思います
健康であれば経験しなくて済む感覚の一つなのですが
この経験すらも
貴重な経験が出来たとプラス転換しています
今となっては…
人間ドックによる健康診断
とかも気になる年齢になったので
人間ドックを経験される方も増えつつあると思うので
そこまでレアな経験でも無くなってきたかも知れませんね
【入院生活】
この頃は既にヘビースモーカーに変貌を遂げていたので
ぶっちゃけ…
精巣摘出手術の1時間前に一服かましてました
事前にちゃんと…
可愛い看護師の方に心境を吐露してから
吸いに行ったんですけどね
喫煙者が全身麻酔をする場合…
気道確保のために喉に管を入れるんですが
喫煙者だとどうしても「痰」がでるそうで
それが余りよろしくないようです
反面教師で真似しないようにしてくださいね
「早期発見」「早期摘出」が功を奏したのか
他所への転移が認められなかったので
「経過観察入院」をしました
期間としては30日程度ですが
あまりにも「元気」だったので
追い出されるような形での退院
1日数回行われる検温時はもちろん
先生の巡回診療の際にも病室に不在
点滴の管とドレーンをぶら下げてるのに
通称「カラカラ」を手押ししながら
敷地内をフラフラ徘徊するし
ま…その代わりといってはなんですが…
ナースコールを押すことも無かったですし
看護師に当たり散らすこともしなかったですし
世話して貰う必要が殆ど無いので
別の意味で扱いにくいけど
世話が掛からない患者でしたから
病院食は薄味で物足りないし
健康第一の献立は質素そのもの
好きなものを好きなだけ食べられるのは
健康で居られるからこそだと実感しました
【退院後の経過観察】
退院後は「転移」や「再発」がないか
始めは1~2週間に1回の検査だったのが
次第に間隔が空いて
1年に1回の検査を受けるようになっても
転移や再発は認められませんでした
痛みを感じる異常が現れたのが金玉で
男としたら一番恥ずかしい部分
先述の自己暗示で病院へ行くに至りましたが
もし割り切ることが出来ず
痛みに悶えながらも
ドラッグストアでバファリンとか買って服用して
自己都合で誤魔化し続けて
受診したときには他所へ腫瘍が転移
ってことになっていたら
今頃こうして自由奔放なblog更新なんて
出来なかったかも知れません
今の嫁さんとも出会ってなかっただろうし
親孝行旅行も実現できなかっただろうし
新居も構えてなかっただろうし
ガンプラに現を抜かすことも無かっただろうし…
これほど充実した毎日を送ってなかったことでしょう
某が経験したことよりも
もっとしんどい思いをしてる方が居るかも知れませんし
逆に某からすれば
そんなしょ~もないことで悩んでるのか
って一蹴してしまうようなことでも
頭を抱えている方が居るかも知れません
某以上に
自分ではどうしようも無いことで
苦しい思いを強いられる方が居ることでしょう
どんなことでも…
「経験した人間」本人しか抱かない
感情なり感覚があると思いますが
某が経験したことと同じ経験をされた方は
某が脳天気に毎日快活に
生活を送っていることを知って頂き
悩んでいるのが阿保らしいわ
って考えを改めて貰う切っ掛けになり
1人でも多くの人に役立つ存在になれれば
某の存在価値は今以上にグッと高まると思います
神様はその人に乗り越えられる困難を与える
負のオーラは新たな負の要素を引き寄せてしまう
とかなんとかってのを見聞きしますが
気休めであったり的を射てたりってのも
受け取る本人そのものの感覚で
良くも悪くもどっちにも捉えらると思います
某自身…
先述の通り「包丁を手首に当てる」ほどの
マイナス思考人間だったんです
それが今では…
悩みなさそう
って指さし笑われるほどの脳天気野郎
…じゃなくて
プラス思考人間なんです
世界中の人間が自分と対峙したとき
自分が自分を守らなければ
誰が自分を守ってくれるよ
自分を守るのは最終的には自分自身
自分が自分を嫌いになってはアカン
自分が自分を好きになるにはどうしたら良いか
自分を自分の理想に近づけるにはどうしたら良いか
苦しいときとかしんどいときとか
現実逃避したくなったときには
上記のようなことを考えて
今置かれる状況をどう乗り越えるか…
どうしたら乗り越えられるか…
どうしたら緩和できるか…
どうしたら改善できるか…
考えて行動して…
とにかく状況を打破するように抗います
諦めるのはいつでも出来る
これが某の基本コンセプトです
未だに病院だけは好きになれませんが
いざとなったら割り切っていく
っていう心構えはするように心掛けてます
風邪くらいで病院に行くのは
ヘタレとしか思えないので…
どうしても切羽詰まってからじゃ無いと
足が向かないんですよね
健康であることに感謝して
健康で居る内に色々備えておいて下さいね
今じゃスマホの普及とかで
気になることはすぐに調べることが出来ます
気が済むまで色々調べ尽くした上で
「病院へ行った方が良い」
っていうアドバイスが多ければ
素直に勇気を出して受診するようにしてください
マジで…人間ドック考えようかな
あ…そうそう
今回の記事内容を読んで頂いて
可哀想に…色々大変なんだなぁ~
って同情して頂かなくて結構
人それぞれ色々経験してるんだな
しんどいのは自分だけじゃ無いんだ…
って思って頂けたら幸いです
けっ…分かったようなこと言うとるけど
自分の方がしんどいわ
お前の経験したことの方がまだマシじゃ
って思われたのであれば
某の存在は貴方にとってプラスにならないだけのこと
プラスになる方と出会えることを祈るばかりです
では今回はこの辺で
私も女性の「細胞異形成」で手術しました。
何が辛かったって、術後寝返りできず、腰が痛かったこと(〃▽〃)
先日、高熱で24時間以上寝ていて、熱が下がってきたら恐怖の腰痛(>< あの時を思い出しました( ノД`)
手術も寝たきりもごめんですから~今は健康オタク(?)です(^^;
by re-ichi (2017-05-24 22:44)
re-ichiさん☆
いつもコメント有り難うございます♪
術後に寝返りが打てないってのは辛いですね(;゜ロ゜)
未だに朝起きたら頭と足の位置が寝たときと180°入れ替わっていることがあるほど寝相が悪いので(^0^;)
術後当日は腹筋に力を入れるのが痛くて寝返りを打つことが出来なくて腰痛に見舞われました…寝てるだけなのにこの痛さはなんだ?と…(;゜ロ゜)
健康はお金では買えないっていう母上の言葉が身に染みます…
熱はもう下がったんですね?ホント腰痛は辛いですよね…整骨院に行こうか悩んだ時期もあります…結局行ってませんけど(^0^;)
by りょ〜さん☆ (2017-05-25 15:33)